フィルムカメラの「主権回復」か レトロな新型インスタントカメラが登場

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Photo credit: みのる☆ via Visual hunt / CC BY-NC-SA

フィルムカメラが人気を集めている。

10年ほど前までは「近いうちにデジタルカメラがフィルムカメラを駆逐する」とまで言われていたが、実際に立場が逆転している。携帯電話のカメラの性能向上により、コンデジ製品は軒並み苦戦。昨年の熊本地震の影響で、出荷に大きな遅れも出てしまった。

その一方、フィルムカメラは若年層に受け入れられた。とくにインスタントカメラの画質は「味わいがある」と評判を呼び、富士フイルムの『チェキ』が見直されるようになった。

「テクノロジーの進化」と「製品の需要」は、必ずしも一致するわけではないようだ。

チェキと同じフィルム

クラウドファンディングサイト『Kickstarter』に、最近のカメラ事情を象徴するかのような製品が登場した。

製品名は『Jollylook』。ボール紙でできた蛇腹式フィルムカメラである。

https://ksr-video.imgix.net/projects/2778019/video-741577-h264_high.mp4

まるで19世紀のカメラのような、レトロ感満載のデザインだ。だが、その中身は「最新の宝庫」である。

まず、レンズが極めて優秀である。絞り値をF8〜F64までの7段階に設定できる上、愛好家の多いピンホールに切り替えることも可能だ。

そして仕様フィルムは、富士フイルムの『instax mini』である。チェキと同じものだ。これならば世界各地の販売店で簡単に購入することができる。

フィルムカメラは進化する

Kickstarterでの資金調達キャンペーンは、極めて順調だ。

目標額は1万5,000ドル(約170万円)だったそうだが、実際の調達額はすでに20万ドル(約2,250万円)に差しかかろうとしている。製品の提供額は、この記事を書いている2月8日の時点で1台38ドル(約4,200円)。さらに安価な枠もあったが、出資者が殺到してあっという間に締め切られてしまった。

フィルムカメラ回帰の流れは、どうやら世界的な現象でもあるようだ。

【参考・動画】

※ Jollylook - The First Cardboard Vintage Instant Camera! - Kickstarter