香川県で開催中の「さぬき映画祭2017」

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 「ジョゼと虎と魚たち」などの犬童一心監督と、人気ローカルバラエティ番組「水曜どうでしょう」の藤村忠寿ディレクター&嬉野雅道ディレクターが2月11日、香川県で開催中の「さぬき映画祭2017」で顔を合わせた。イオンシネマ高松東で行われた「ダーティハリー」解説付き上映会で実現し、犬童監督の鋭い映画分析の前に「水どう」の2人は「すげーな映画監督は!」と唸るばかりだった。

 貴重な顔ぶれが名画を語らう解説付き上映会は、今年のさぬき映画祭の目玉企画の一つ。「ダーティハリー」は犬童監督がセレクトし、名匠ドン・シーゲル監督の演出やクリント・イーストウッドの演技について、「水どう」目線でわかりやすく伝えた。

 1971年に製作されたハリウッド・アクションがいかにすごいか、犬童監督は「シーゲル監督が脚本の段階で完成までイメージしていた。無駄なカットがまったくない」と熱弁。実際の映像をオープニングから見直しながら、予定の1時間半をゆうに超え「本当は4時間はほしかった」と惜しむばかり。

 「ダーティハリー」でドン・シーゲル監督が行った映画演出は、イーストウッドが監督となって受け継ぎ、クリストファー・ノーラン監督「ダークナイト」などにも影響を及ぼしたという。犬童監督は「『ダーティハリー』でシーゲル監督を知り、『突破口!』『アルカトラズからの脱出』などもぜひ観てほしい」と呼びかけた。

 藤村ディレクターは「『ダーティハリー』は知っていたけれど、シーゲル監督は知らなかった」と感嘆し、嬉野ディレクターは「犬童監督の解説を聞きながら観ると、シーゲル監督がなにを考えて撮ったのかがわかる」と目を丸く。対して、犬童監督は「今度は僕が『水どう』を観ながら質問させてもらいたい」とさらなる交流に意気込んだ。

 さぬき映画祭2017は2月12日まで開催。