9日、韓国・YTNによると、ソウルの一部地下鉄駅構内にある駅職員や一般市民が利用する食堂に、違法営業や衛生管理の不備などの問題が多いことが分かった。写真はソウル地下鉄駅の食堂。

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2017年2月9日、韓国・YTNによると、ソウルの一部地下鉄駅構内にある駅職員や一般市民が利用する食堂に、違法営業や衛生管理の不備などの問題が多いことが分かった。

ソウルの地下鉄2号線・新村(シンチョン)駅構内にある食堂では、市民が平然と食事をする中、天井には雨漏りの跡のような黄色い染みが、換気扇周りには黒いほこりの塊が、そしてごみ箱の上に堂々と調理器具が置いてある。2号線・忠正路(チュンジョンノ)駅の構内食堂も同様で、調理師らは衛生用の手袋も着けず、紙幣を触った手で料理を盛り付けているとのこと。

この2駅を含め、ソウルメトロが管理する水西(スソ)駅や乙支路3街(ウルチロサムガ)駅など5カ所の構内食堂で、衛生管理に問題があることが確認された。現行法上、一度に50人の食事を提供できる規模でないため区役所への営業届け出の義務がなく、自治体の管理が行き届いていないのだ。

一方、一度に50人以上が利用可能な4号線・蘆原(ノウォン)駅にある構内食堂では、区役所に営業届けを出さずに10年以上も違法営業を続けていたことが分かった。これについて駅関係者は「昔は営業届けを出さないのが普通だったが、営業するには届けを出さなければならないということで、去年届け出た」と話している。

管理監督責任のあるソウルメトロは、内部監査でこのような事実が明らかになるも、50人未満の食堂は届け出の責任がないとして、積極的な衛生管理に乗り出していない。

この報道に、韓国ネットユーザーからは「これは食堂の問題というより、設備を提供するソウルメトロが改善しないのが問題」とソウルメトロの責任を指摘するコメントや、「他の食堂に比べて特別悪いとは思わない」「食堂の厨房は大体そんなもの。知ったら食べられなくなる」とするコメント、「それよりも明洞(ミョンドン)や鐘路(チョンノ)=いずれもソウル中心部の繁華街=の違法屋台の撤去が先」「ここは社会マニュアル自体がない超適当なヘル朝鮮(地獄のような韓国)だから。何でも適当なんだ」と、問題は別のところにあるとするコメントが数多く並んだ。

一方、少数意見の中には「食堂で働く人にも生活がある。稼いだところで大した額でもないし、これ以上税金を取らないで」と食堂側を擁護するコメントや「日本の駅構内の食堂に行ってみて。きれいでおいしい店も多い」と日本と比較するコメントもあった。(翻訳・編集/松村)