古巣戦に挑んだMF瀬川祐輔

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[2.11 プレシーズンマッチ 大宮1-0群馬 NACK]

 古巣サポーターからのブーイングに迎えられた。J2群馬から大宮アルディージャに加入したMF瀬川祐輔は早くも訪れた古巣戦に「変わった自分を見せたいと思った」と闘志を燃やしていた。

 1年前、同じく群馬から加入したFW江坂任が前半2分、右CKにヘディングで合わせ、先制点を叩き込んだ。電光石火の一撃が決勝点となり、チームは1-0で勝利。「結果を出せればよかったけど、(江坂)任くんに持っていかれたな」と苦笑し、“先輩”を持ち上げた。

 ルーキーイヤーの昨季はJ2で42試合に出場し、チーム最多となる13得点を記録。J1の舞台に挑戦する今季はレギュラー定着を狙い、「2ケタ得点」を目標に掲げる。この日は右サイドハーフで先発し、スピードを生かした突破、豊富な運動量でチャンスをつくり、球際でも体を張るなど攻守に奮闘した。

 前半45分の決定機にはMF長谷川アーリアジャスールからのパスを受け、右サイドを猛然と駆け上がった。「無理な体勢からでもシュートを打てるのが自分の特徴なので打とうと思った」と右足を振り抜いたが、シュートはGKがキャッチ。後半14分に途中交代となり、「もっと試合できたらよかった。90分間を通して戦えると思わせないといけないのは課題かな」と悔しさをにじませた。

 昨季、クラブ史上最高となるJ1年間5位という結果を残した大宮だが、沖縄&宮崎キャンプの練習試合は4分1敗と未勝利に終わっていた。先発メンバーのうち4人が新加入選手で、連携不足は課題だ。「ボランチの選手がバイタル(エリア)でボールを持っている時の動き出しが僕の特徴」。足元で引き出すよりも、スペースに走り込んでパスを受けるのが得意な形で、欲しいところにボールが来ないもどかしさも感じた。

「僕がランニングすることで誰かがスペースを使えたらいいと思っている。ただ、ボールを持っている選手が僕の動き出しを見ていてくれないと(相手)DFも惑わされないので、そういうところはもっと要求していきたい」。今月25日のJ1開幕戦・川崎F戦(NACK)まで2週間。周囲に強みを理解してもらい、コンビネーションをさらに高めていく。

(取材・文 佐藤亜希子)


●2017シーズンJリーグ全クラブ練習試合