11日、中国のポータルサイト・今日頭条が、ベレンコ中尉亡命事件について紹介する記事を掲載した。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。資料写真。

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2017年2月11日、中国のポータルサイト・今日頭条が、ベレンコ中尉亡命事件について紹介する記事を掲載した。

これは、1976年9月6日、旧ソ連の将校・ヴィクトル・ベレンコ中尉が、ミグ25戦闘機で日本の函館市に着陸し、亡命を求めた事件のことだ。

記事は、ソ連のミグ25が当時マッハ3を超える最新鋭の戦闘機であったと紹介。チュグエフカ基地からこのミグ25に乗って訓練で飛び立ったベレンコ中尉は、途中でコースを外れて日本へ向かって飛行。燃料切れギリギリになって函館空港に着陸したと伝えた。

記事によれば、ベレンコ中尉の亡命は、かなり前から計画されていたもので、早くから西側のスパイとつながっていたのだという。

その後、ソ連からの強い返還要求に応じて1976年11月12日、日本はミグ25戦闘機をソ連へ返還。しかし、この時までに米国の専門家が分解・研究を行い、再び組み立てたものを返還したのだという。

記事は、米国によるミグ25への評価は非常に高く、その高高度性能でライバルはおらず、構造が簡単で頑丈であり、メンテナンスも容易で操作性も良かったという。

これに対し、中国のネットユーザーからは、「裏切者は最も恥ずべき人間」、「どの国の人間でもスパイと裏切者が一番憎い」、「ロシアの売国奴じゃないか!こういう人間は永遠に寝返り続け、民族の反面教師になるだけだ」など、亡命を非難するコメントが多く寄せられた。

しかし、「いいことだ。自由を求めて飛んだのだ」と肯定的な意見もあり、多くの賛同を得ていたほか、「逃げるのはかまわないが、国家機密や先進技術を持ち出しちゃだめだと思う」との意見もあった。(翻訳・編集/山中)