ニッコウトラベル、株主優待を廃止! 1000株以上保有で旅行代金の割引券をもらえたが 三越伊勢丹HDによるTOBの影響で今後は廃止に! 

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 株式会社ニッコウトラベルは、毎年3月末時点の株主優待名簿に記載された株主に対して実施していた株主優待を廃止すると、2017年2月10日に発表した。

 ニッコウトラベルが廃止する株主優待は「1000株以上保有する株主に、自社営業所・自社主催旅行に限り利用できる『株主優待券(旅行代金5%割引券。割引限度額5万円)』を贈呈」というもの。

 ニッコウトラベルが株主優待を廃止するのは、三越伊勢丹ホールディングスが同社をTOBで買収すると発表したことが影響しており、「本公開買付けの決済後の日を基準日として株主優待制度を実施する場合、本公開買付けに応募する株主の皆様と本公開買付けに応募しない株主の皆様との間に経済的効果の差異が生じる可能性があります。そこで、当社は、本日開催の取締役会において、本公開買付けが成立することを条件として、平成29年度以降の株主優待制度は廃止することを決議いたしました」とのことだ。

 なお、同様の理由により、2016年5月12日付「2016年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」において公表していた2017年3月期の配当予想を修正し、公開買付けが成立することを条件として、2017年3月期の期末配当を行わないことも発表している。

 ニッコウトラベルの株主優待は、2016年3月末の株主名簿に記録された、1000株以上保有の株主を対象とする分を最後に、廃止される。すでに発行されている2016年度の株主優待券は、2017年7月31日までに出発のツアーについて引き続き利用が可能。

ニッコウトラベルが廃止する株主優待の詳細は?

■ニッコウトラベルが廃止する株主優待の内容
基準日 保有株式数 株主優待内容
3月末 1000株以上 株主優待割引券(旅行代金5%割引・割引限度額5万円)1枚

 ニッコウトラベルの株主優待は優待利回りの算出が難しいが、最低でも10単元(1000株)が必要で、必要投資額は2017年2月10日(終値)から算出すると30万1000円。限度額の上限にあたる5万円分の旅行代金割引を受けたとしたら、優待利回りは16.6%を超える。

 ニッコウトラベルの株を長期保有し、毎年旅行代金の割引を受けていたような人の場合、今回の優待、及び配当の廃止は残念な結果となってしまった。ただし、2月10日の終値301円に対して、引け後に発表された三越伊勢丹HDによるTOB価格は390円と+29%となっている。

 なお、ニッコウトラベルは「ゆとりある豊かな旅」をテーマとして、ヨーロッパを中心とした旅行の企画販売を手掛ける企業。顧客はシニア層中心。近年はテロの影響によりツアー客が激減したことから、業績が悪化していた。今後の株価は三越伊勢丹HDによるTOB価格390円に寄っていくと思われる。

■ニッコウトラベル
業種 コード 市場 権利確定月
サービス業 9373 東証2部 毎年3月
株価(終値) 単元株数 最低投資金額 配当利回り
301円 100株 3万100円 --
【ニッコウトラベルの最新の株価・株主優待の詳細はこちら!】
※株価などのデータは2017年2月10日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。