2017年1月にマイナーチェンジを受けたトヨタ・ヴィッツ。ハイブリッドの追加が目玉ですが、ほかにも多くの改良点が盛り込まれています。

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2014年4月のマイナーチェンジでもスポット打点増し打ちなどにより、ボディの剛性感が高まっているのは明らかでした。今回の改良でもさらなるスポット打点増し打ち(前席前、リヤの天井部分)がされているほか、インストルメントパネルインフォースの各部(ガセット、ブレース)の板厚アップ、フロントウインドウシールドの高剛性化(接着剤による)を追加。

また、足まわりでは前後ダンパーのバルブを変更し、操縦安定性領域での減衰力をアップさせ、乗り心地との両立も図られています。この足まわりは「TNGA」の技術活用のひとつだそうです。

トヨタは今年からヤリス(ヴィッツ)でWRCに再参戦しています。その技術を活用し、フロントフェンダーライナーにビードを追加。後輪から巻き上げられた空気をボディサイドの空気の主流にスムーズに合流させることで整流効果を得ているそうです。

 

さらに、リヤバンパーにエアインテークが追加されました。WRC参戦のヤリスほど巨大ではないですが、リヤバンパーに穴を設けることで空気が抜ける通り道を確保。「穴なし」だとタイヤハウス内で渦が発生してしまいますが、通り道が出きたことで空気の流れをスムーズにすることで走りを安定させ、向上させるのが狙い。WRC参戦から得た知見を市販車へフィードバックした一例です。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

ヴィッツに活かされた「TNGA」の技術と、WRCからのフィードバックとは?(http://clicccar.com/2017/02/11/444401/)