ジェフユナイテッド千葉のナンバー10を背負うMF町田也真人

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[2.11 PSM 柏2-0千葉 柏]

 納得できるパフォーマンスを見せられなかった。今季からジェフユナイテッド千葉の背番号10を託されたMF町田也真人は、0-2の完封負けに悔しさを滲ませた。

 序盤こそ柏を押し込む時間帯が続いた。FW船山貴之とFW清武功暉の2トップ、そして町田とMF山本真希のインサイドハーフが柏のボールホルダーに激しくプレッシャーを掛ける。そのまま奪い取る場面もあれば、パスコースを限定して後方の味方のボール奪取を導くなど、柏から自由を奪い取って攻撃へとつなげた。しかし、徐々に「いなされて、ボールを回され始めてプレスに行きづらくなった」と逆に柏に主導権を握られてしまう。

 攻撃面でもなかなか組み立てに参加できずに、自身のシュートもゼロに終わり、後半15分にピッチを後にした。「キャンプでやってきたものを出し切れなかった。なかなかセカンドボールを拾えないし、攻撃のバリエーションを増やさないといけない」と唇を噛んだ。

 プロ5年目の昨季は自身最多となる11得点を記録。チーム最多得点者となった男の背番号は「14」から「10」へと変わった。「契約の話をするときに『来年は10番を用意している』と言われた」という町田は、「すごくうれしかったし、千葉に残る一つの大きなポイントになった」と振り返る。

「新たな挑戦をしたい気持ちもあったけど、僕はジェフで何も残せていなかった。(10番を)提示してもらったし、サポーターに恩返しをしたい気持ちがあったので、ジェフで責任感を持ってプレーしてJ1に昇格したい気持ちが何よりも勝りました」

 そして、背番号10の重みも感じているという。「責任感のある番号だし、良いパフォーマンスをしなければ10番を背負っている意味はない」と表情を引き締めると、「ただ試合に出ているだけではダメ。違いを生み出せる選手になりたいし、チームにとって絶対的な存在になりたい」とさらなる進化を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
●2016シーズンJリーグ全クラブ練習試合