6日、母親と一緒に日本を訪れた中国人観光客が「東京のすし店でうれしい体験をした」と旅日記につづっている。写真はすし。

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2017年2月6日、母親と一緒に日本を訪れた中国人観光客が「東京のすし店でうれしい体験をした」と旅日記につづっている。

ホテルに荷物を置いて一息ついた時には午後1時近くになっていた。私も母もお腹がペコペコ。そこで新宿駅の地下街に行き、お客さんの多いすし店に入ることにした。おすしは母の大好物なのだ。

店に入って気付いたのだが、この店は立ったまま食べるというスタイルだった。日本にはこの手のお店がたくさんある。スペースが節約できるし、立ったまま食べると疲れるから客が長時間滞在することはほとんどない。客の回転率をアップできるのだ。私たちは歩き疲れていたが「入ってすぐに店を出るのも申し訳ない」と考え、係員に案内されたテーブルで料理を食べることにした。

私たちのテーブルは調理スペースとつながる格好になっていた。食べながらすしを握る光景を見ることができる。こんな近距離で調理の過程が目にできるとはラッキーだ。私は簡単な日本語の日常会話を話すことはできるが、メニューはさっぱり分からない。メニューに書いてある品がどんな物なのか全く分からないのだからお手上げ状態だ。

どうやって注文すればよいかも分からず、お店の女性のところに行って質問してみた。女性は「すしを握っている職人さんに何を食べたいか言えばいいんですよ」と説明。私は最大限の努力をして職人さんに話しかけ、やっとの思いで刺し身を注文、その後、巻きずしとかっぱ巻きを追加してみた。最初、かっぱ巻きが何なのか分からなかったが、後になって細切りしたキュウリの巻物ということを知った。味は意外なほどおいしかった。

職人さんが私に「わさびは大丈夫ですか?」と尋ねたので、私は「大丈夫です」と答えた。しかし、おすしが運ばれて来たものの、わさびは見当たらない。「忘れたんだろうな」と思いながらおすしを食べてみると、わさびはおすしの中に入れられていた。これが正しい食べ方だったのだ!私と母は他の人にとがめられるのを心配して遠慮しながら写真を撮っていたが、それを見た職人さんは親切に「どうぞ、どうぞ」と声を掛け、カメラに向かって笑顔も見せてくれた。

そして、「どちらから?」と質問。私が「中国です」と答えると、そばにいた中年の女性が「日本語がお上手ですね!」と褒めてくれ、私はあわてて「いいえ、いいえ」を連発した。私の日本語レベルは本当に低いし、気を使ってもらったということも分かっている。ただ、日本人に褒められるとやはりうれしい!「またこのお店に来るチャンスがあれば」と願ったのだった。(翻訳・編集/野谷)