自閉症児のためにディスプレイを壊したマックのバイト店員が、店からも賞賛される

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米国インディアナ州のマクドナルドで働く16才のアルバイト店員が、7才の自閉症児のために取った行動が賞賛を集めている。

耳にした客と店員の会話

TaQualliyia パターソンさんは、インディアナ州インディアナポリス市のマクドナルドでバイトしている高校生。2月4日の仕事中、彼女は、ひとりの女性客が隣のレジで店員となにやら揉めているのを耳にした。

「そのお客は、ハッピーセットのティーン・タイタンズの人形のことで何か言っていました」彼女は海外ニュースメディアにこう語っている。「ティーン・タイタンズの人形は品切れで、もう在庫が無かったんです。それを私は知っていたので、気になったんです」

その女性客、ボニー・カンデルさんは、7才になる自閉症の息子リーフ君と店に来ていた。彼女は、息子のために、ハッピーセットについている人形がどうしても欲しいと言っていたのだった。

どうしても欲しかった人形

ボニーさんは海外メディアの取材を受けて、人形が欲しかった理由を次のように説明している。

「息子のクラスメイトが、ハッピーセットについているティーン・タイタンズの人形を学校に持って来たんです。息子のリーフはそれを見て、すっかり気に入ってしまいました」

ティーン・タイタンズは米国の人気アニメで、日本でも放送された。

「それから2週間、リーフはそのことしか話さないんです。そのことしか頭になくなり、人形が登場するストーリーを自分で作ってはずっと話しているんです」

人形が品切れと分かったボニーさんは、レジカウンターの奥にあるプロモーション用ディスプレイを見て、その中にあるものを売ってくれないかと言った。

だが、そうなると、ディスプレイを壊さなければならない。

高校生のバイトが店長に掛け合う

これを聞いたアルバイトのパターソンさんは、母親の対応を引き受け、詳しい事情を聞いたうえで店長に掛け合いにいった。

そして15分後、母子のテーブルに、ディスプレイにあった人形と、店からのプレゼントとしてシェイクが届けられた。

店から報賞金が

ボニーさんが、2月7日、自身のFacebookでこの出来事を写真付きで紹介すると、バイトのパターソンさんを褒める声が多く集まった。

店のオーナー、マリリン・スレッピーさんは、パターソンさんの行動を喜んでいる。複数のマクドナルド店舗を経営するマリリンさんにも、店長にも、自閉症の親類がいるそうだ。

パターソンさんは、今回のことで、店から報賞金を贈られることになっている。

また、マクドナルド本社もパターソンさんを賞賛し、次のようなコメントを発表した。

「パターソンさんが、この親子に居心地のいい時を過ごしてもらおうとして、通常の仕事の範囲を超えてやったことを、私たちは誇りに思っています」