ダニー・ボイル監督
 - Photo:Yukari Yamaguchi

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 現地時間10日、第67回ベルリン国際映画祭でコンペティション外作品として上映される『T2 トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督、出演のユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー、アンジェラ・ネディヤコバが会見を行った。

 本作はボイル監督の出世作『トレインスポッティング』(1996)の続編。スコットランド・エディンバラを舞台に、ドラッグ中毒の主人公と若者たちを独特のタッチで描いたオリジナルは、新しい才能としてボイル監督の名を世に知らしめた。

 続編となる本作では、スパッド(ユエン)、シック・ボーイ(ジョニー)、レントン(ユアン・マクレガー)、ベグビー(ロバート・カーライル)の強烈な4人のオリジナルメンバーが再集結。アンジェラは新キャラクターとして加わった。

 ボイル監督は「4人と共演する女優を探すのが大変だったね。4人はシリアスな役者だ。ゾクゾクさせるほどだよ。若い女優がそこに入るのは難しい。アンジェラはよくやってくれた」と評する。一方、アンジェラは「ワクワクすると同時にストレスも感じたわ。できるかどうかわからなかったから。でも、みんな最初から素のままで心地よかったの。自分自身も成長できた気がする」と満足できる仕事となったようだ。

 あのキャラクターたちが並ぶだけで懐かしさがこみあげる続編だが、雰囲気は変わっている。ボイル監督は「年を経ていくことへの不安、失望……痛ましくさえある。それが(観客を)映画に集中させる理由にもなっている。役者も実際に年をとって、それを役柄に反映させることができた。ただ単に戻ってきたのではない」と語った。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

映画『T2 トレインスポッティング』は4月8日より丸の内ピカデリーほかにて公開