映画『ふたりの旅路』より
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 桃井かおり&イッセー尾形が『太陽』(2006)以来約10年ぶりに共演する、日本・ラトビアの初共同製作映画『ふたりの旅路』が6月に公開決定。本作は、北欧のラトビアを舞台に生き別れた夫妻の不思議な再会を描く物語で、世界遺産に登録されたラトビアの首都リガと、その姉妹都市にあたる兵庫県神戸市で撮影を敢行。公開決定に併せ、イッセー尾形自ら制作した紙芝居と音楽を用いたサイレント映画風の特報がお披露目された。

 主人公は、あることをきっかけに心を閉ざし孤独に生きる女性ケイコ(桃井かおり)と、過去の震災で行方不明になった夫(イッセー尾形)。ロシアの巨匠アレクサンドル・ソクーロフ監督の『太陽』で昭和天皇を演じたイッセーと香淳皇后を演じた桃井が再びコンビを組み、異国の地ラトビアのリガを舞台に不思議な邂逅を繰り広げる。

 イッセーが作画&音楽を手掛けた特報の映像は本編には登場せず、妻ケイコと夫がラトビアを旅する様子を表したもの。「世界一美しい、とある国」を訪れた着物姿の日本人女性が、羽織袴姿の男性に出会うと、彼はなぜか自分の名前を知っていて……という筋書きで背景には教会が描かれており、温もりあふれる絵画のタッチと郷愁を誘うメロディーが印象的だ。

 メガホンを取るラトビア出身マーリス・マルティンソーンスは、『ホンコン・コンフィデンシャル(英題)/ Hong Kong Confidential』(2010・日本未公開)、『オキ イン・ザ・ミドル・オブ・ザ・オーシャン(原題)/ OKI In the Middle of the Ocean』(2014・日本未公開)に続いて桃井と3度目のタッグとなる。イッセーは巨匠マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の小説を実写化した『沈黙-サイレンス-』(上映中)での演技が海外でも高い評価を受け、桃井はハリウッド版「攻殻機動隊」のSF超大作『ゴースト・イン・ザ・シェル』が4月7日に待機中だ。(編集部・石井百合子)

映画『ふたりの旅路』は6月、ユーロスペースほか全国順次公開