ビゴ・モーテンセンが
アカデミー賞主演男優賞候補に (C) 2016 CAPTAIN FANTASTIC PRODUCTIONS,
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 第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞に輝き、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのアラゴルン役で知られるビゴ・モーテンセンが第89回アカデミー賞の主演男優賞にノミネートを果たしたロードムービー「はじまりへの旅」の予告編が、このほど完成した。

 世間と切り離された森で、独自の教育方針にのっとり6人の子どもたちを厳格に育てるベン・キャッシュ(モーテンセン)。風変わりながらも協力して生きてきたキャッシュ一家は、入院中の母が亡くなったと知り、葬儀に参加するために外界に飛び出す。俳優として「アメリカン・サイコ」などにも出演し、新「バットマン」の監督候補にもうわさされるマット・ロスがメガホンをとった。

 予告編では、森で狩りをして食糧を調達し、夜には焚き火のそばで学術書を読みふけるキャッシュ家の日常風景が描かれる。その後、葬儀に参加するため初めて外の世界に触れた子どもたちは「ホットドッグだ!」と狂喜し、「コーラって?」と興味津々。ベンの妹の家で食事をご馳走になるも、食卓に出された鳥肉を見て「シメ方は?」と聞き周囲をあ然とさせるなど、コミカルな場面が続く。

 だが、後半になるとベンの義父が「子どもの将来を? あの子たちは社会に出られないぞ」とベンに迫り、長男ボウドヴァン(ジョージ・マッケイ)が「本当は普通に暮らしたかった!」と本音を吐き出す姿や、次男レリアン(ニコラス・ハミルトン)が「大嫌いだ!」とベンに向かって絶叫し、娘たちが涙を流すさまなどそれぞれのドラマがつづられていく。映像の最後は、子どもたちと共にド派手な格好で妻の葬儀に現れたベンが棺(ひつぎ)をたたき、「これが僕らの生きる道です」と高らかに宣言する場面で幕を閉じる。

 「はじまりへの旅」は、4月1日から全国公開。