日本には、中国との関係にまつわるさまざまな伝説が存在する。その中で最も有名なものは、徐福の伝説だろう。ただ、伝説はあくまでも伝説であり、史実とは分けて考える必要がある。中国メディア・今日頭条は「日本人は日本人 日本人の祖先と中国人の祖先はまったく関係なかった」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)yigeyinghua/123RF)

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 日本には、中国との関係にまつわるさまざまな伝説が存在する。その中で最も有名なものは、徐福の伝説だろう。ただ、伝説はあくまでも伝説であり、史実とは分けて考える必要がある。中国メディア・今日頭条は「日本人は日本人 日本人の祖先と中国人の祖先はまったく関係なかった」とする記事を掲載した。

 記事は、「日本国民の祖先はどこからやって来たのか、というのは他の国同様にはっきりしない問題である」としたうえで、日本列島に人類が存在したと確認できるのは3-10万年前までさかのぼると紹介。約1万2000年前に縄文時代が始まったとした。

 また、日本の神話では神武天皇が紀元前660年に日本国を開き天皇に即位したとされていることを説明。さらに、近年では秦の始皇帝の命令によって不老不死の薬を求めて日本にやって来たとする徐福が日本人の祖先であるとの説が日本人と中国人の学者それぞれから提起されていると伝えた。

 これらのトピックについて記事は、「明らかに神話であり、信じられず、意味はない」とし、史実として日本人の起源を考えるうえでは排除すべき点であるとの見方を示している。日本と中国との往来は西暦57年に後漢の洪武帝が「漢委奴国王」の金印を贈ったことが、中国の歴史書における最古の日本に対する記述であると説明した。

 そして、これらのことから「日本人は日本人であり、日本人の祖先は中国人の祖先とは少しも関係がない」ということをはっきりとしなければならないと結んでいる。

 歴史学の観点から言えば確たる証拠のないものはあくまでも「仮説」に過ぎず、確たる証拠のある史実とは異なるものとして扱われるべきである。もちろん、伝説も「仮説」の1つとして検証を試みることを忘れてはいけない。徐福の伝説は、日中両国の民間交流をさらに深めるためのコンテンツの1つとして、今後も各地で大切に語り継がれていくことだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)yigeyinghua/123RF)