Foxconnがアメリカに液晶(LCD)ディスプレイ工場を建設する見通しであることが分かりました。同社は先月にも、テリー・ゴウ会長がアメリカにディスプレイ工場を建設する予定であると明かしていました。

トランプ大統領の政策とも関連か

Nikkei Asian Newsの報道によると、Foxconnは、子会社化したシャープかTVパネルのベンチャーを通じ、約8,000億円を投じてLCDディスプレイの生産工場をアメリカに建設するようです。2017年の夏に起工し、生産ラインの稼働は2020年末になる見込みです。
 
こうした計画が行われる背景には、ドナルド・トランプ大統領の「アメリカ・ファースト」とされる保護主義的な政策があるとみられています。事実、先日も安倍首相が日米首脳会談に向けて、アメリカで雇用を70万人創出すると提案する予定であることが話題となったばかりです。

スマートフォン向けのパネル工場ではない?

ただ、iPhone8(仮称)からは、一部端末に有機EL(OLED)ディスプレイが採用されるという話もあり、スマートフォン向けLCDディスプレイの需要は年々下がっていくことが予想されます。したがって、アメリカに建設される大規模工場が、スマートフォン向けパネルのためのものではない可能性も考えられます。
 
なお、Foxconnとシャープについては、アメリカに建設予定のLCDディスプレイ工場とは別に、次世代iPhone向けにOLEDディスプレイ工場を中国の鄭州に1,000億円で設置する計画も報じられています。
 
 
Source:Nikkei Asian Review,威锋网
(kihachi)