10日、韓国次期大統領の有力候補とされながら選挙への不出馬宣言を行った潘基文前国連事務総長が、米国の名門ハーバード大から教授職のオファーを受け、受諾を決意したと複数の韓国メディアが伝えた。写真はハーバード大。

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2017年2月10日、韓国次期大統領の有力候補とされながら選挙への不出馬宣言を行った潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長が、米国の名門ハーバード大から教授職のオファーを受け、受諾を決意したと複数の韓国メディアが伝えた。

在米ジャーナリストのアン・チヨン氏はこのほどブログを通じ、潘氏がハーバード大公共政策大学院「ケネディスクール」でこの秋学期から講義を受け持つ予定だと明らかにした。同大学院は世界最高峰の政策大学院とも呼ばれ、大学側は公職をはじめとした社会分野で優れた業績を重ねた人物のみに与える「終身教授職」を潘氏に提案したという。また、潘氏に近い関係者は10日、ハーバード大からは昨年のうちに「(昨年)12月31日の国連事務総長の任期終了後、1月から赴任してもらいたい」との要請とともに、「研究室と住居、自動車、研究費提供などの条件提示があった」と明かした。

今月1日にソウル市内で大統領選への突然の不出馬宣言を行った潘氏は、それから程なくしてニューヨークの側近に対し米国への移住の準備を依頼したという。移住の時期は今年5〜6月ごろになると伝えられた。

次期大統領候補として帰国した潘氏にこれまでたびたび批判を浴びせていた韓国のネットユーザーだが、今回の知らせを「朗報」と受け取る人が多いようだ。記事には「政界で泥仕合するより100万倍いいと思う」「そうだね。その職こそあなたに一番ふさわしい場所だよ」「やっと自分の道を見つけたね。遅かったけど気付いたみたいで本当に良かった」「大統領選出馬はあり得なかったんだよ。これで尊敬されながら暮らせるね」などの声が寄せられている。

しかし一方では「やっぱりぬるぬるウナギ(潘氏のあだ名)だ!人生にちゃんと保険をかけてる」「さすが潘ウナギらしい逃げっぷりだね」「みっともなくて国内にいられなかったんだろう」として潘氏の転身を「逃げ」とみる声や、「ハーバード大、大丈夫?」「ハーバードも大したことないな」「ハーバードには人を見る目がないのか」「講義科目は処世術かな?」など皮肉るコメントも多く寄せられた。(翻訳・編集/吉金)