顔に木の根のようなイボを持つ少女(出典:http://www.dailymail.co.uk)

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顔に木の根のようなイボが次々にできる病気に侵されている10歳の少女。これは、疣贅(ゆうぜい)状表皮発育異常症といい別名「ツリーマン病」と呼ばれる奇病である。世界で4人ほどの症例が報告されているが、今回のように幼い少女のケースは初めてだという。『Daily Mail』など複数のメディアが伝えている。

バングラデシュ北部の村で生まれ育ったシャハナちゃん(10歳)は、鼻、耳、顎に木の根っこが生えたような大きなイボがある。この病気はまるで体の一部が木と化しているようにも見えるため「ツリーマン病」とも呼ばれている。

原因はヒトパピローマウイルス(イボのウイルス)の感染によるもので、通常なら小さなイボができても次第に完治するが、まれな遺伝子疾患を持っていると免疫が機能せずイボがそのまま大きくなってしまうという。

この奇病に侵されたシャハナちゃんは生後6か月の時に体にイボができ始め、それが顔へと広がってしまった。毎日朝晩、顔と膝が痒くてたまらないとのことだ。しかも場合によってはイボががん細胞に変化してしまう恐れがあるため、早期治療が必要である。

シャハナちゃんには日雇い労働者の父親がいるが、母親は彼女が4歳の時に亡くなっており、生活に十分な収入があるとは言い難い。しかしバングラデシュにあるシェイク・ハシナ国立火傷・形成外科センター(Sheikh Hasina National Institute of Burn and Plastic Surgery)からの申し出で、今年1月から検査を受けることとなった。

センターの医師らは、シャハナちゃんと同じ病でツリーマンの異名を持つバングラデシュの男性アブル・バジャンダルさんをサポートしている。彼はすでにダッカ医科大学病院で治療を受けており、両手両足にあった重さ約5キロほどの木の幹のようなイボを少なくとも16回の手術により除去し、現在は鉛筆で文字をかけるまでに回復しているそうだ。

シャハナちゃんの家族は検査後、アブルさん同様に治療が受けられるようになることを切に願っている。

出典:http://www.dailymail.co.uk
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)