あらゆるものが誰でも読める、素晴らしい世界が実現するかも

街中にある広告を見て、内容を理解する。私達が毎日なにげなく行っているこの行為ですが、視覚障害者の方にはとても難しいのが現実です。もちろん点字に対応したコンテンツもありますが、そう多いわけではありません。そんな視覚障害者の方の世界を大きく広げられるかもしれない、文字を読み取って音声で再生してくれるメガネ『OrCam MyEye』の開発が進められています。

イスラエルのOrCam Technologiesが開発を進めているこの『OrCam MyEye』。右側の蝶番付近にはカメラ、そしてテンプル部分には骨伝導スピーカーが装着されています。ユーザーが指示を送ると視界内にある文字を読み取り、音で再生してくれるのです。食品に書かれている注意書きだろうと小説だろうと、文字であればなんでも“読む”ことができるんですって。これは素晴らしい!



下に掲載した『OrCam MyEye』の紹介動画を見る限り、文字の読み取りや再生はかなり高速。ぱぱっと対象物を指差すことで読み取りモードが開始されます。冷蔵庫の中からお目当ての食品を探し出したり、道路標識やカードを確認したり、さらには人を判断したりと……応用範囲がかなり広いことがうかがえます。





▲レストランでメニューを見る時も、何が書いてあるか音声でわかります。



▲紙幣の読み取りだってできちゃいます。カードが使えないお店でも安心してお買い物ができますね。

現在は開発中となる『OrCam MyEye』ですが、デモ機の貸出依頼のために自分の連絡先を登録することができる状況です。市販化の予定や販売価格などは未定とのこと。とはいえ、実現すればなかなか画期的なウェアラブルデバイスとなりそうですね。

文/塚本直樹

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OrCam MyEye(公式サイト)

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