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このデバイスを使えば、今度こそタバコがやめられそうです

なかなか達成できない「禁煙」。タバコは健康に悪いし、家計の負担になることもわかっているんですが……ついつい手が伸びてしまう人も多いですよね。そんな人のために、スマートフォンと連携して禁煙を実現してくれるデバイスがアメリカで開発中です。

カリフォルニアのChrono Therapeuticsが開発しているこのデバイスは、腕や太ももに装着して利用します。そして一定のタイミングで皮膚からニコチンの摂取させることによって、喫煙衝動を抑えてくれるんです。禁煙の目標達成期間は「10週間」。10週間で終わるなら、文明の力に頼ってしまいましょう。

このデバイスは、朝、目覚める前にニコチンが体内へ注入され、目覚めて朝食を取った後などに「タバコが吸いたいな……」と思うタイミングでピークを迎えるよう、設計されています。また、ニコチンには睡眠を妨げる働きがあるため、夜になれば自動的に動作が止まり、ニコチンの摂取を中止してくれるとのこと。

下のグラフはChrono Therapeuticsのデバイスとニコチンパッチとで血中のニコチン濃度を比べたもの。ニコチンパッチがだらだらっと効いているのに対し、Chrono Therapeuticsのデバイスでは最適なタイミングで一気にニコチンが摂取できているのがわかります。つまり、ニコチンパッチよりも高い禁煙効果が得られるというわけです。



このデバイスで面白いのは、禁煙プログラムの進み具合が本体の色によって判別できる点。色が黒い時期は最も多くのニコチン(21mg)が注入され、最終的にはグレーの(7mg)まで減らされます。この色の変化を見れば、「あともう少しだから頑張ろう」と元気づけられそうですね。



ちなみに、スマホアプリを使えば、禁煙治療の進行状況だけでなく、喫煙衝動にどうやって対処したらいいのかを教えてくれるようです。またカートリッジの挿入時期や、ニコチンの摂取タイミングをアプリ上からカスタマイズすることも可能だそう。



Chrono Therapeuticsでは、2017年内にもデバイスの実証テストを行ない、2018年には製品の出荷を開始したいとしています。2020年の東京オリンピック開催に伴い、日本では新たな禁煙施策が施行される見込みですし、今のうちに禁煙しちゃったほうが将来的にも楽だと思いますよ。

文/塚本直樹

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Chrono Therapeutics(公式サイト)

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