台南のロケット花火祭り開幕  刺激求めて多くの人/台湾

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(台南 10日 中央社)2日2晩にわたってロケット花火や爆竹を放つ元宵節(旧暦1月15日)恒例の奇祭「塩水ロケット花火祭り」(塩水蜂炮)が10日午前、台南市の塩水武廟で開幕した。廟とその前の交差点に設置された発射台からロケット花火などが放たれると、厳重な防護装備に身を包んだ参加者らはその前に立ち、刺激を楽しんでいた。

同祭りは地域の一年の平和を願って開催される。同市政府観光旅遊局によると、起源は清の時代にさかのぼる。1885年夏に塩水地区で感染症が大流行し、1000人もの死者が出た際、武廟に祭られる関聖帝君(関羽)からのお告げを受けて元宵夜にみこし行列を行い、沿道で朝まで爆竹を放ったところ疫病が収束したため、同地域の人々は神に感謝し、それ以降も続けるようになったという。

この日武廟で行われた発射開始の儀式では、頼清徳市長が市職員や主催者らとともに線香を上げた後、火をつけた爆竹がラジコンヘリコプターによって上空に運ばれ、けたたましい音とともに祭りの正式な開幕を告げた。

頼市長によると、今年は200台の発射台が用意され、60万発のロケット花火が次々に放たれる。頼市長は、ロケット花火を体に受けると神からのご加護を得られると紹介。だが、参加する際は主催者の指示を遵守し、安全な装備を整えるよう呼び掛けた。また、今年の祭りが台南に祝福と一年の平和をもたらしてくれればと願った。

(楊思瑞/編集:名切千絵)