9日、韓国の青少年が感じる幸福感が世界でも最低水準にあることが分かった。写真はソウルの街。

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2017年2月9日、韓国・世界日報によると、韓国の青少年が感じる幸福感が世界でも最低水準にあることが調査で分かった。

英国のグローバル教育機関「Varkey Foundation(バーキー財団)」がこのほど世界20カ国の青少年(15〜21歳)2万人余りを調査し発表した「Z世代報告書(Generation Z)」によると、青少年の幸福感が最も高い国は幸福指数100点満点中90点を記録したインドネシアで、次いでナイジェリア(78点)、イスラエル(73点)が上位を占めた。一方、韓国の青少年の幸福指数は平均の59点を大きく下回り29点で調査対象20カ国中19位、日本は韓国より1点低い28点で最下位だった。韓国の青少年といえば、これまでさまざまな国際調査で「幸福度」や「生活への満足度」が低いとの結果が出ているが、今回の調査では日本を上回った形だ。

また、韓国の青少年は学業のストレスが多く、自国に対する不満も他国より大きいことが分かった。幸福指数が似ている日本の場合、「人生の最大の心配事は学業」との回答が36%、「自国に満足している」との回答が64%だったのに対し、韓国は前者が70%と20カ国で最も高く、後者は29%と唯一否定回答が肯定回答(23%)を上回った。

報告書は、調査対象となったZ世代が今後60年間にわたって世界を担っていく「グローバル市民」であり、彼らの考えや感情を理解しようとする努力が必要だと指摘している。

これを受け、韓国のネットユーザーからは1000件近くのコメントが寄せられているが、中でも「青少年の失業率はピークにあるし、入試や就職の競争は激化、不正をする高職者ばかりが得してる中、勉強して親孝行しようと頑張る子どもたちが希望を持てると思う?」「一日中座って勉強ばかりするのが幸せなわけがない」「韓国は教育に失敗した。社会で必要なことは何も教えずに、詰め込み式の正誤回答入試をしてきたのが問題」と韓国の教育の問題を指摘するコメントが目立つ。

他に、「1歳、2歳と年取るごとに現実に気付いて不幸になっていく」「大人になっても幸せじゃないよ、残業ばかり」と社会を悲観するコメントや、「理由はただ一つ。親の不安が子どもに伝わったから」と原因を指摘するもの、「これは大統領の問題よりも重要で深刻。公開討論などを通じて原因を分析し解決していかなければならない」と警鐘を鳴らす声が寄せられた。(翻訳・編集/松村)