「エクスペディア」が好決算 モバイルが牽引、民泊も好調

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米オンライン旅行予約サイトのエクスペディアは2月9日、四半期決算を発表した。利益は予測を下回ったが、2015年に39億ドル(約4,400億円)で買収した民泊サイト「ホームアウェイ」等の関連事業は好調で、今後も成長が期待されている。

エクスペディアは、傘下に同業種のトリバゴやHotels.com、Travelocity等の企業を持つ。今期の営業利益は1億8,300万ドルで、アナリスト予測には届かなかったが、売上は前期から23%増で20億900万ドルを達成し、予測を上回った。

直近の四半期で、旅行客が同社のサイトで支払った金額は161億ドル(約1兆8,200億円)に達し、前年同期比で8%増。ホテルの利用時間も15%の増加となっている。成長の主要因にはモバイル関連への投資の成功があげられる。アプリユーザーのサイト利用時間は他のユーザーの2倍に達している。

また、サイトのトラフィックの45%がモバイルからで、予約の3分の1近くが携帯端末からのものだった。

エクスペディアは近年、盛んな買収活動を行っているが、通期売上では傘下の予約サイトOrbitzの売上が7億6,400万ドル。民泊のホームアウェイの売上が6億8,900万ドルとなっている。

昨年12月にIPOを果たした傘下のトリバゴも好調で、2016年の最終四半期の売上は前年度比で65%増となった。トリバゴの株価は決算発表後に17%の上昇となり、時間外取引で13ドルの値をつけた。

エクスペディアの世界での売上の61%はホテルの予約からのものだが、パッケージツアーの売上も好調で、予約金額ベースで35%増となった。航空券の予約も32%増。レンタカー予約も30%増となっている。

エクスペディアはオンライン旅行予約の最大勢力で、予約件数では米国の旅行市場の13%に達している。同社は欧州やアジア、ラテンアメリカでもオペレーションを行い、トリップアドバイザーやプライスライン・ドット・コムと競合状態にある。