格安スマートフォンの出荷台数増加が寄与している。

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 調査会社MM総研が9日に発表した、16年の「国内携帯電話端末出荷状況」によると、国内携帯電話出荷台数は前年比3.0%減の3,606万台となり、2012年から4年連続減少となった。一方、スマートフォンの出荷台数だけをみると同1.5%増の2,942万台となり、2012年の3,042台に次ぐ出荷台数を記録した。

 スマートフォン出荷を「MNO向けスマートフォン」(ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルの4キャリア向け端末)と「SIMロックフリースマートフォン」(上記キャリア以外の、メーカー直販や仮想移動体通信業者・MVNOによるセット販売や家電量販店等で販売されるオープン端末。いわゆる格安スマートフォン)に分類すると、MNO向けスマートフォンの出荷台数は同3.0%減の2,676万台と減少した一方、SIMロックフリースマートフォンは同88.5%増の266万台と大幅増に。格安スマートフォン出荷台数の増加数が、MNO向け市場の減少数を上回ったため、結果として全体のスマートフォン出荷台数が2年連続で増加する形となった。

 フィーチャーフォン(従来型電話、いわゆるガラケー)の出荷台数は同18.9%減の664万台。15年に819万台を記録した時、1,000万台割れを起こしたことが話題になったが、16年も引き続きの大幅減。2000年以降の出荷統計で過去最低を記録した。

 総出荷台数に占める割合では、スマートフォン出荷台数比率は同3.6ポイント増の81.6%、フィーチャーフォンは同3.6ポイント減の18.4%となった。

 16年のメーカー別出荷台数をみると、シェア1位は5年連続でAppleとなり、出荷台数は同7.3%増の1,591万台(シェア44.1%)で2年ぶりに増加に転じた。以下、2位がソニー、3位が京セラ、4位がシャープ、5位が富士通となっている。

 スマートフォン市場におけるメーカー別出荷台数をみると、シェア1位は54.1%を占めるAppleで、以下2位ソニー、3位シャープ、4位富士通、5位京セラと続く。ただ注目すべきは、上位5メーカー以外の「その他計」のシェアが前年比71.6%増となっている点だ。SIMフリーロックスマートフォン市場でシェア1位のASUS、FREETELブランドでスマートフォンやMVNOサービスを展開するプラスワンマーケティングなどの出荷台数増加がその背景にある。