「第89回アカデミー賞」をジョン・カビラがナビゲート!

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2月27日(日本時間)に開催される「第89回アカデミー賞授賞式」を今年もWOWOWが独占生中継。ジョン・カビラと高島彩が案内役となり、全世界が注目する映画界最大のエンターテインメントをお伝えする。

今年のアカデミー賞は「融和」を感じさせるような授賞式を願う

今回で11回目の案内役を務めるジョン・カビラに、アカデミー賞に期待することや注目作品などについて聞いた。

--今年も日本のスタジオからアカデミー賞を盛り上げますが、いつもスタジオはどんな様子なんですか?

視聴者のみなさんと一緒なんですよ。授賞式の会場にいるわけでもないし、ステージに立っているわけでもないので、この驚きとハラハラをいかにみなさんと共有できるのかが僕らの仕事ですね。ワクワクする気持ちをそのまま表現させていただくのと同時に、長年やらせていただいてるバックグラウンドから、文化的な背景なども補足できればなと思います。

映画評論家の町山智浩さんなど、スタジオゲストの方々と一緒に、ギリギリのところで危なげなく盛り上がりたいです。

--どんな授賞式を期待しますか?

アメリカの歴史が大きく動いて、不安に思ってるみなさんが多いと思います。

願わくば、融和でしょうね。不安や分断を乗り越えるような、明るい未来を感じさせるような授賞式であって欲しいです。

いろんな思いがあるけれども、僕らには映画があるじゃないか、そこにはお客さんがいるじゃないかと。心が動く瞬間を共有できるのが映画なので、その力を感じさせてくれるような授賞式になると嬉しいです。

--授賞式の司会は、コメディアンで司会者でもあるジミー・キンメルが務めますが?

ジミー・キンメルは、アカデミー賞が終わったあとのレイトナイトショー(深夜番組)をやっていたので、受賞した人たちのインタビューはお手の物。そんな彼が、ステージ上で何をしてくれるのか……。

オープニングは、間違いなく練り込まれたものになるんじゃないですかね。本番ギリギリまで研ぎ澄ましてるだろうし、リハーサルでも内容を変えてくるんじゃないでしょうか。自分がどれだけ期待されているのか、どれだけ厳しい目で見られているのか。彼は、時代の空気をわかってますから。

--今年のノミネーションを見て、どんな印象を?

この揃い方はすごいですよね! 前回の“too white”(白すぎるオスカー)とは違って、順当なノミネーションだったと思います。SFもあれば時代ものや戦記もの、サスペンスやヒューマンドラマもあって。

そして、アメリカ・エンタメ源流にある“ミュージカル”の映画、『ラ・ラ・ランド』。が作品賞を取ったら、『シカゴ』以来ですよ。まさに、ハリウッドが持っている多面性が、見事に表現されてると思います。

--『ラ・ラ・ランド』は見ましたか?

はい、これは驚きましたね。オープニングから、もう立ち上がって拍手したくなって。(監督の)デイミアン・チャゼルは、すごいなー!

『セッション』よりも前に既に構想はあって、ずっとこれがやりたかったそうですね。あの見ているだけで顔面痛くなるような作品のあとに、ミュージカルをもってくるなんて誰が予想しましたか!

--デイミアン・チャゼルの監督、脚本はどんなところがすごい?

才能は、年齢じゃないんだなと。『セッション』の世界観もそうですけど、デイミアン・チャゼル自身がパフォーミング・アーティストの経験があるので、今後も楽しみです。

『ラ・ラ・ランド』でも、今のアメリカのポップカルチャーのなかで、ジャズがどの位置にあるのかを垣間見ることができるし。「そうなんだよ! この表現なんだよ!」ってセリフがあったりして、音楽ビジネスに近いところに身を置いてた僕にとっては、もうたまらないですね。

--主演の2人は、どうでしたか?

主演のライアン・ゴズリングとエマ・ストーンは、3度目の共演なんですよね。それもあってか、ダンスシーンの揃い方は見事です! 主演男優賞、主演女優賞にそれぞれノミネートされてるので、もし2人とも取れたら史上初じゃないですか? 

ただ、主演男優賞はミュージカルでは、なかなか取れないんですよ。ライアン・ゴズリングが受賞したら、『マイ・フェア・レディ』以来になるんですけど。

僕の弟のジェイ(川平慈英)はミュージカルもやるので、ジェイともう1回見たいですね!

--そのほかの作品で注目している人は?

助演女優賞のヴィオラ・デイヴィス。デンゼル・ワシントンの監督作『フェンシズ(原題)』で、鬼気迫る演技をしてるんです。感情を爆発させるシーンがあるんですけど、わしづかみの演技でした。ノミネートされたことはあるので、今回はぜひ輝いて欲しいですね!

--アカデミー賞は、あまり映画を見ない人にとっても楽しめると思いますか?

アカデミー賞は、究極の予告編ですからね。間違いない人たちが集まるShowなので、オススメしたいです。

最近はInstagramやTwitterの使い方も気になりますよね。出演者たちも会場やバックステージからツイートしたり、自由に表現ができるんです。要するに、「そういう度量がアメリカのエンターテインメントにある」という表現ですよね。予定調和じゃない、まさに“ムムッ!”という瞬間が出てくると思います。

リアルタイムでSNSと楽しめるのは一期一会だと思うので、ライブで見ていただきたいですね。受賞スピーチとか衣装とか、みなさんもああだこうだ言いながら一緒に楽しんじゃって欲しいです!