映画「サバイバルファミリー」で女子高校生の鈴木結衣を演じる葵わかな

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18歳にして映画「ホラーの天使」('16年)では主演を務め、これまでにもさまざまな作品に出演し注目を浴びている若手女優・葵わかな。

【写真を見る】撮影について「大変だったけど、楽しかったです」と話す葵

2月11日(土)から全国で公開される映画「サバイバルファミリー」では、同世代でありながらもこれまでのイメージを覆す女子高校生の鈴木結衣を演じる。

ある日突然、地球から電気がなくなり、サバイバル生活が始まるという矢口史靖監督ならではの世界観が広がる今作。演技を通してサバイバルな体験をし、これまでと違った役柄に挑戦した思いを語ってもらった。

――演じられていかがでしたか?

今までは受け身で誰かに引っ張られて変わっていく役が多くて、結衣ちゃんのような明るくて前向きな役をやってみたかったので、すごく楽しかったです。

――ご自身との共通点はありますか?

結衣ちゃんと同世代なので、お父さんに対するイラつきとか、グループの中での立ち位置とか、SNSでつながるという共感できる部分はたくさんありました。でも全然似てないし、共通点もないです。私は何事も考え過ぎてしまうのですが、結衣ちゃんはポジティブだし、真逆ですね。

――監督からは、役や演技についてのアドバイスや指示はありましたか?

撮影が始まる前に結衣ちゃんのつけまつげやネイルなど、外見について相談したことはあったのですが、内面的な部分についてはそんなに話していません。

ただ、監督にとって「結衣ちゃんはこういう人」という確立されたものがあることは伝わってきたので、そのイメージに近づけるようにと思って演じました。最初は探り探りだったのですが、ある時から「これだ!」っていう感覚をつかめたので、思いっきりできました。

――街中だけでなく山の中や川など、さまざまなシーンがありますが撮影はいかがでしたか?

過酷でした(笑)。撮影が終わってホテルに帰ったら、ベッドに倒れ込んでました(笑)。自転車に乗ったり、寒い時期に川に入ったり、豚さんを追い掛けたり(笑)。最初に豚さんを見たときは、「(想像よりも大きくて)えっこれを追い掛けるの?」って思ったんですけど。でもそういう大変なことを鈴木家の小日向(文世)さん、深津(絵里)さん、泉澤(祐希)さんと共有できたことで、劇中でも実際にも絆が固く結ばれていった気がします。

監督は大変なシーンでもさらっと「○○してみようか!」って要求してくるんです(笑)。でも監督を信頼していたので、「監督が言うならなんでもやります!」と思って全力でやりました。

――過酷だったということですが、撮影中はどんなふうに過ごしていましたか?

皆さんと何かをしたということではないのですが、ホテルから撮影現場まで(4人が)同じ車に乗って、撮影後もまた一緒に帰るというのがほとんどだったので、本当の家族のように日常的にたわいもない話ができたので、すごくリラックスできました。

――今作は地球から電気がなくなるという設定ですが、もしそういう状況になったら葵さんならどうしますか?

この作品に出合うまでは想像できなかったのですが、私は自然も虫も好きなので、結衣ちゃんよりは大丈夫だと思います(笑)。1人だったら無理でも家族が一緒だったら、なんとか乗り越えられるかなって。でも自分だけのために生きるのではなく、自分と誰かのために生きると思います。

――こだわったシーンや気に入っているシーンはありますか?

(水道も使えなくなるという設定のため)公衆トイレに入ると、悪臭に「オエッ」てなるシーンがあって。監督がそのシーンにとてもこだわっていたので、臭いや汚さに耐えられないっていう不快感を声や表情に出すように頑張りました。

――作品の見どころをお聞かせください

面白い部分もたくさんあるのですが、家族や自然、環境という深いテーマがあって。でもそれをそのまま伝えるのではなく監督の世界観に包んで伝えている作品です。笑って楽しんで、でも最後に何かを感じていただけたらと思います。

また、私としては初めて挑戦する役柄なので、これまでとのギャップも見ていただきたいです。

――最後にことしはどんな年にしたいですか?

10代最後の年なので、どんな役でもどんな作品でも挑戦して、いろんなことを吸収できる年にしていきたいと思います!