(写真=青瓦台HP)

写真拡大

心機一転のつもりだろうか。韓国の与党「セヌリ党」は2月8日、党名を「自由韓国党」に変更すると発表した。2012年2月、「ハンナラ党」から「セヌリ党」に名前を変えてからちょうど5年ぶりである。

このニュースを聞いて、「またか」という印象を拭えない人も多いはずだ。というのも、約60年間同じ名前を維持する日本の保守政党に比べ、韓国の保守政党は何かあるたびにコロコロ党名を変えてきたのだ。

「セヌリ党」の根幹になっているのは、第11・12代目大統領・全斗煥(チョン・ドゥファン)のために作られた「民主正義党」である。ただ、民主正義党は1981〜1990年まで執権するも、1990年に「統一民主党」「新民主共和党」とともに「民主自由党」に合党される。

そして1995年12月、金泳三(キム・ヨンサム)第14代大統領によって全斗煥、盧泰愚(ノ・テウ)元大統領が“軍事反乱”容疑で逮捕された事件をきっかけに、「民主自由党」は「新韓国党」に名前を変更。

1997年、「新韓国党」はまた「ハンナラ(ひとつの国)党」と改名し、15年ほど党名を維持してきたが、2012年の国会議員総選挙を前に「セヌリ党」と名前を変えて朴槿恵(パク・クネ)第18代大統領を支えてきたのだ。

セヌリとは“新しい世界”という韓国の固有語で、「国民のための新しい世界を作る」という意味が込められている。

しかし、崔順実ゲートなどで物議を醸した事実を見る限り、新しい世界どころか、さらなる“ヘル朝鮮(地獄のような韓国)”へ導いてしまったようだ。

さらなる改名となった今回、セヌリ党代表のチョン・ウテク議員は「保守政党として新しく生まれ変わるための“もがき”として見ていただきたい」とコメントするも、「自由韓国党」への改名については批判の声が圧倒的に多い。

「国の名前が入ったことに拒否感を抱く」「自由という言葉を汚すな」「名前を変えると何か変わるのか」という具合だ。

名前だけでなく、過去の失敗から学んで良い政党に生まれ変わればいいのだが、はたして…。

(文=S-KOREA編集部)