同一労働同一賃金などを謳う「働き方改革」の議論の中でも、非正規労働者のようにスポットが当たることがない“現代の身分差別”、それが「子会社族」だ  Illustration by Saekichui Kojima

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これまで誰も触れなかった「現代の身分差別」が存在する。大企業の子会社で働く「子会社族」だ。子会社で勤務経験のある20代の社会人4人に、その実態や本音を聞いた座談会。日本のビジネス界を担っていく彼ら若手層からは、現場に渦巻く「子会社あるある」のような不満や愚痴が次々噴出した。(週刊ダイヤモンド2017年2月11日号特集「子会社『族』のリアル」より)

A/元ネット広告大手の子会社勤務・20代女性
B/大手携帯キャリアの子会社勤務・20代男性
C/元大手広告会社の傘下企業勤務・20代男性
D/大手消費財メーカー子会社勤務・20代男性

──「子会社」で勤務経験のある皆さんですが、実際に働いてみて感じたことを聞かせてください。

D まず給料を上げてほしいってことですね。

A 早速始まったよ!

D それはともかく、僕は周りの社員と比べても、がんがん仕事をしていきたいタイプだと思っていました。ただ、就職氷河期の中で当時は慶應大生でも大企業から内定を得られず、かといってベンチャー企業は危険な香りがする。結果的に大手消費財メーカーの子会社に入社しました。

 すると(親会社から子会社に)出向してきている人が多くて、どれだけ頑張っても追い付けない壁がある現実に突き当たりました。日本企業は採用が入り口戦略になっていて、入り方が大事になっているじゃないですか。

 子会社社長は常に親会社からの出向者です。上から2番手、3番手なら子会社採用のプロパー社員でもなれる可能性はありますが、行けてもそこまでですね。

 当然、本社側の人事方針などもあるのだと思いますが、そういう会社人事の在り方に個人的には不満を感じています。転職活動も視野に入れていましたが、ひとまず希望していた国際部門に行けたので、1年間は頑張ってみようと思っています。

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