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By Johann Dréo

英語版Wikipediaには、「Potentially unreliable sources(潜在的に信用できない情報源)」というのが定められていますが、その「信頼できない情報源」にイギリスで最も古いタブロイド紙の「Daily Mail」が追加されました。

Wikipedia:Potentially unreliable sources - Wikipedia

https://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:Potentially_unreliable_sources

Wikipedia pretty much bans 'Daily Mail' as 'unreliable' source

http://mashable.com/2017/02/08/wikipedia-daily-mail-reliable-source/

Daily Mailの情報源としての信頼性については、2015年ごろからユーザーの間で議論が行われていました。2016年1月には、エディターのHillbillyholidayさんが「科学系の記事が信用に値しないこと」「不適切な子どもの写真が掲載されていること」「引用元を適切に表示していないこと」を議論で訴え、反Daily Mailキャンペーンが発生したとのこと。

Daily Mailの一面。



By Jeff Djevdet

この事態に、Daily Mailをサポートしていたユーザーでさえも「Daily Mailを情報源として使うのは特定のシチュエーションのみにすること」に賛成の意を表しました。

このような流れを受けて、Wikipediaを運営するThe Wikimedia Foundationは「Daily Mailを情報源として使用することは、完全に禁止ではないが、基本的には禁止とする」とし、「Potentially unreliable sources(潜在的に信用できない情報源)」のページに「Daily Mailは信頼できる情報源して扱わない」書かれることになりました。



なお、「The Sun」や「Daily Mirror」といった他のタブロイド紙も「潜在的に信用できないソース」に含まれています。日本のWikipediaには、「信頼できる情報源」というガイドラインが定められていますが、英語版のように特定のメディアを信用できない情報源としてリストアップした項目はないようです。