8日、台湾メディア・旺報は、春節の期間中に台湾・台東の観光地がごみだらけになっていることについて、「台湾の市民は中国人観光客のせいにするのではなく自らを省みるべきだ」と論じた。

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2017年2月8日、台湾メディア・旺報は、春節の期間中に台湾・台東の観光地がごみだらけになっていることについて、「台湾の市民は中国人観光客のせいにするのではなく自らを省みるべきだ」と論じた。

民進党政権が誕生して以降、台湾では中国からの観光客は大幅に減少している。記事は、台湾の一部ネットユーザーから「また中国からもぐりこんでごみを捨てに来たやつがいる」といった声が挙がっていることについて「自らの道徳心が欠けていることを反省せずに、中国人観光客に責任を押し付けている」と指摘。そのうえで「今年初めには墾丁国家公園の流木を盗み、昨年は緑島で保護されているメガネモチノウオ(別名ナポレオンフィッシュ)が民宿業者によって殺された」と台湾人による問題行動を挙げ、「中国人観光客によるマナーに欠ける行為を批判すると同時に、台湾の市民も自己反省すべきだ」とした。

また、「台湾にやって来る中国人観光客で、観光地の景観を破壊したり、ごみをポイ捨てしたり、所構わず喫煙したり、大声で騒いだりするのはいずれも少数であり、大多数は礼節をわきまえている」「中国人観光客はバスや電車で席を譲るのに、台湾の若者は優先席を占拠するという話も聞く。マナーの悪さでは台湾人も引けを取らない」と指摘している。

記事は最後に、昨年に海外旅行に出かけた中国人が1億2200万人に上ることを紹介し、「1億人余りもの人が海外旅行をすれば、自ずと現地で不便が起きるというのは考えれば分かる。台湾は年間1000億ドル(約11兆2000億円)規模にもなる中国人観光客によるビジネスチャンスを欲しくないのか」としている。(翻訳・編集/川尻)