【REPORT】パク・チャヌク監督来日!映画「お嬢さん」ジャパン・プレミア開催…ゲストの真木よう子も絶賛の“官能美”

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パク・チャヌク監督の最新映画「お嬢さん」ジャパンプレミアが実施された。本イベントは、パク・チャヌク監督本人の来日が決定するとともに実現。この日はゲストに女優の真木よう子が登壇し、パク監督と貴重なトークセッションを行った。

映画「お嬢さん」の舞台は1930年代。日本統治下の朝鮮半島。孤児の少女、スッキ(キム・テリ)が“伯爵”を装った詐欺師(ハ・ジョンウ) にスカウトされ、莫大な財産権を持つ美しい令嬢秀子(キム・ミニ)のメイドとして働き、財産を奪うという壮大な計画に参謀する。計画は順調に進むが…そこに秀子の叔父(チョ・ジヌン) も加わり、それぞれの思惑と騙し合いが入り乱れる官能的サスペンスだ。

まず最初にパク・チャヌク監督が登壇し「日本と韓国、二国の1930年代の背景に西洋的な装飾を加え、僕自身なりの解釈で“日本”を表現しました。劇中で韓国俳優陣がつたない日本語を話していますが、その努力を含めてあたたかな目で鑑賞してほしい」と、この映画に対する思いを明かした。

その後、花束を持った真木よう子が登場。互いに笑顔を交わし、真木が本作を観た感想を熱く述べた。「この作品に出演するには、相当の力量が必要だと思いました。日本語もまったく気にならないほど違和感なく話されていて。また、官能的なシーンが登場しますが、それがとても絶妙に描かれていて、女性でも臆することなく観ることができる作品だと思います“圧巻”の一言です」

これを聞いたパク・チャヌク監督は「これまでさまざまな国で本作を上映し、たくさんお褒めの言葉をいただきましたが、今日、日本の方に日本語表現を受け入れてもらえたことが、一番感動する褒め言葉でした」と嬉しさと安堵の表情を見せた。

真木よう子が“俳優という立場から気になった”こととして「なぜ日本人の起用ではなかったのか?」という質問に対し、監督は「今回の作品は日本語だけでなく、韓国語も自由に操らなければならなかったことと、全体的な割合として韓国語で会話するシーンの方が多かったため、韓国の俳優に日本語を覚えてもらうことになりました。特に国籍にこだわったということはなく、作品に応じてさまざまな国の俳優に出演してもらえるような作品作りを今後も目指していきたいと思っています」と丁寧に解説。

MCから“真木よう子さんは(キャスティングとして) いかがでしょうか?”と本人を前に質問すると、真木よう子はすかさず「そんな答えづらい質問やめてください(笑)」と笑いを誘う。しかし監督は笑顔で「本当に僕の好みに合った女性だと思います、僕は従順過ぎる女性よりは強さを持った女性が好きなので」と返答。真木も「それならぴったりだと思います」と再び会場を笑いに包んだ。

また、劇中に登場する「秀子」という名は、日本の名女優である高峰秀子から取ったものだというエピソードが飛び出し、会場は驚がく。独立した日本の女性像として彼女の演技を尊敬しており、その姿を描きたくて「お嬢さん」と撮ったと語り、そのため今回「お嬢さん」が日本で上映されることに深い意味があったということも付け加えた。

最後に本作のメッセージとして「女性はこの作品を観て、自身の性を楽しんでもらいたいです。そして男性には女性に優しくてあげたいと思ってもらえたら」と伝え、濃密なトークセッションの幕を閉じた。

映画「お嬢さん」は3月3日より、TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。

■作品情報
「お嬢さん」
3月3日より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

監督:パク・チャヌク(カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞「オールド・ボーイ」)
出演:キム・テリ、キム・ミニ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン
配給:ファントム・フィルム(2016年/韓国/145分/シネマスコープ/5.1ch/R-18)

■関連サイト
お嬢さん 日本公式サイト:http://ojosan.jp/