9日、韓国第2の都市・釜山に隣接する機張郡の開発地区・釜山鼎冠新都市で大規模な停電が発生、聯合ニュースは「街が大混乱に陥った」と伝えた。写真は韓国・釜山。

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2017年2月9日、韓国第2の都市・釜山(プサン)に隣接する機張(キジャン)郡の開発地区・釜山鼎冠(チョングァン)新都市で大規模な停電が発生、聯合ニュースは「街が大混乱に陥った」と伝えた。

停電が発生したのはこの日午前10時24分ごろ、鼎冠新都市に電気を供給する釜山鼎冠エナジーの変圧器1台が爆発した。これにより、8万人ほどが暮らす新都市のマンションや商店街など2万世帯への電気供給が全面ストップした。

高層マンションが立ち並ぶ同地では、住民がエレベーターに閉じ込められる事態が続出、救急隊が緊急出動した。また、あるマンションでは非常発電機が稼働せず、地下駐車場が真っ暗闇に、さらに管理事務所でも停電で入居者への案内放送ができない状態に陥った。

被害は非常発電機を備えていない商店街でも。昼食時の飲食店では、料理人が暗い厨房で調理し、客らが日の光を求めて窓際で食事をする姿がみられた。さらに活魚が泳ぐ水槽を備えた刺し身専門店では、水槽への酸素供給が止まったため急きょ移動用の「活魚車」を動員、水槽の魚たちを移動させたものの、一部の刺し身店では水槽の中で死んでしまう魚も出た。

このほか新都市内の大規模な交差点でも信号が消え、警察官が手信号で交通整理を行った。

機張郡庁は復旧工事を行い段階的に電気供給を再開する予定とし、マンション住民などに電気使用の節約を呼び掛けている。一方、住民からは「このまま暖房も付かず夜を迎えたらどうしよう」と不安の声が上がっている。

この報道に韓国のネットユーザーからも「この寒い時期にどういうこと?」「人口8万にもなる新都市に予備の変圧器の一つもないのか?」「電気がないだけで街がこんなになってしまうとは恐ろしい」「変圧器1台で街中が停電とは情けない」と不安や懸念を訴えるコメントが寄せられている。

また、「さすがダイナミック・コリア、実に奇想天外な事件が絶えない」「国が無政府状態みたいなものだからね。僕ら小市民だけでもきちんとしないと」「これが民営化の結果だ」など、国政に言及する声もあった。(翻訳・編集/吉金)