Doctors Me(ドクターズミー)- 赤ちゃんにあざがあるのはなぜ? 原因と治療法を5つの色別で解説

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赤ちゃんの体をよくよく見てみたら、知らない間にあざが出来ていた、なんて経験をお持ちのパパやママも多いのではないでしょうか。

実はこれは怪我ではなく、生まれつきにできているあざなのですが、種類によっては治療が必要な場合があるので注意したいですね。

今回は生まれつきあかちゃんにあざが出来る理由、あざの種類や原因、治療方法などを医師に解説していただきました、

生まれつき赤ちゃんにあざが出来る理由


あざができる理由は、種類によって様々です。

メラノサイトが関わっているもの、毛細血管が関与しているもの、遺伝的なもの、原因不明のものなどが挙げられます。

赤ちゃんに出来るあざ:赤色

サーモンパッチ


■ 大きさ
小さなものからおでこに広がるものまで様々です。

赤ちゃんに赤あざができているとびっくりしてしまいがちですが、決して特別な、珍しい病気ではありません。

■ あざができる部位
・眉の間
・おでこの中央など

■ 原因
毛細血管が異常に増殖したり、毛細血管の一部が拡張したりしたものと考えられ、赤ちゃんがまだお母さんのお腹の中にいるときに、血管が発生する過程で起こるです。

■ 治療法
自然消退を待つことが一般的ですが、希望や場合によってはレーザー治療を行います。

一回ないし数回レーザーを当てるだけでだいたいきれいになり、気にならなくなることがほとんどですから、あざの中ではさほど難しい治療ではないといえます。

いちご状血管腫


■ 大きさ
大小さまざまで、いちごのように赤いできものができます。

■ あざができる部位
・顔

■ 原因
正常な毛細血管組織に分化できなかった細胞が増殖したものです。

■ 治療法
良性の腫瘍であるので経過観察を行い、場合によっては投薬による治療、レーザー治療などを行います。

自然消退の場合は、治療を要することなく6才ぐらいまでに自然に治るのがほとんどです。

赤ちゃんに出来るあざ:青色

蒙古斑


■ 大きさ
辺縁不正、ある程度まとまった大きさで、灰青色をした斑状の皮膚所見が見られます。

■ あざができる部位
・臀部

■ 原因
母親のお腹の中にいるときに、赤ちゃんの体の中で発生したメラニンをつくる細胞が皮膚に到達し真皮にとどまってしまった場合、蒙古斑になります。

■ 治療法
自然消退をまつことが一般的です。学生から高校生のころまでにほとんどが消えていきます。

赤ちゃんに出来るあざ:茶色

カフェオレ班


■ 大きさ
茶色や茶褐色のあざのことで、辺縁不正で大きさはまちまちです。

ほくろのような盛り上がりはありません。

■ あざができる部位
・体幹
・四肢

■ 原因
皮膚の中でメラニン色素が大量に生成されてしまうと、カフェオレ斑が発生しますが基本的に悪性化することはありません。

■ 治療法
自然に消えることはありませんが、悪性化することもありません。気になる場合はレーザー治療を行います。

しかし、茶色いあざが6個以上ある場合には「レックリングハウゼン病」の可能性が高くなるので専門医の受診が必要です。

赤ちゃんに出来るあざ:黒色

母斑細胞母斑


■ 大きさ
小さいものから広範囲のものまで大小さまざまで、小型のものはいわゆるほくろと呼ばれます。

■ あざができる部位
・体幹
・頭頸部

■ 原因
メラノサイトが異常をきたし、急激に増加したことで起こります。細胞自体が増えているため、患部は盛り上がって大きくなります。

■ 治療法
母斑細胞母斑の中の種類により異なります。小型のものは所謂ほくろで経過観察やレーザー治療を行います。

中型以上のものは場合によってレーザー治療、切除などを行い、悪性黒色腫など他の病変でないことを確認します。

赤ちゃんに出来るあざ:白色

脱色素性母斑


■ 大きさ
皮膚が白いあざのように見え、境界不明瞭、様々な大きさをしています。

健康に影響を及ぼすことはなく、他人に感染するものでもないため、必要以上の心配はいりません。

■ あざができる部位
・四肢
・体幹

■ 原因
人が胎内にいる時に、メラニンを作るメラノサイト数などに異常は見られないものの、メラニン生成量が部分的に少ない、あるいは生成されないことが原因で起こるとされています。

■ 治療法
自然に消滅することはありませんが、健康に害を及ぼす心配もなく伝染や拡大もないことから、特別な治療の必要はありません。

しかし経過を見て、若干でも広がりが見られた場合には、色素失調症の疑いがあるため注意です。

赤ちゃんに出来るあざ体験談

体験談1:足首に青あざがあると思ったら蒙古斑と言われました



■ 相談者(女性)
2カ月半の赤ちゃんですが、足首に青あざがあると思ったら、蒙古斑と言われました。

形成外科にかかるといいと言われましたが、もし、治療するとしたらどのような治療なのでしょうか?

■ 医師からの回答
蒙古斑は大体10歳くらいでは消えますが、一部の蒙古斑は消えないので治療が必要になります。レーザー治療ですが、詳しくは形成外科でご相談ください。

体験談2:いちご状血管腫を子どもが患ったことがあります



■ 相談者(女性)
いちご状血管腫を子どもが患ったことがあります。

子どもの1カ月健診のとき、助産師さんたちは「この痣はいったい何だろう」といった雰囲気だったのですが、あまり頻繁に目にすることのないような症例なのでしょうか?

■ 医師からの回答
ご相談ありがとうございます。

いちご状血管腫のお子さんはよく見るので、稀ではありません。 助産師さんたちも「あざがあるな〜」とみていたのだと思います。

血管腫自体は大人になると消えることもあるので、様子を見てくださいね。

最後に医師から一言


赤ちゃんにあるあざは色々とあり、気になるあざが出ることもあると思います。

気になるものがあれば一度受診して安心できるものか診てもらうと安心ですね。

(監修:Doctors Me 医師)