横浜FMはMF齋藤学が背番号10を付けて“実戦デビュー”を果たした

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[2.9 練習試合 横浜FM2-4FC東京 シーガイア]

 宮崎キャンプ中の横浜F・マリノスとFC東京が9日、シーガイア スクエア1で練習試合(45分ハーフ)を行い、FC東京が4-2で勝った。横浜FMは明日10日でキャンプを打ち上げる。FC東京は12日にも九州選抜、広島と練習試合を行う。

 横浜FMは前日8日に契約更新が発表されたMF齋藤学が背番号10で“実戦デビュー”。システムは4-2-3-1で、GK飯倉大樹、4バックは右からDF金井貢史、DF中澤佑二、DFミロシュ・デゲネク、DF山中亮輔と並んだ。中盤はMF天野純とMF扇原貴宏のダブルボランチで、右にMFマルティノス、左に齋藤、トップ下にMFダビド・バブンスキー。FW伊藤翔が1トップを務めた。

 前日8日にFCソウルと練習試合を行ったFC東京は大幅にメンバーを入れ替え、GK波多野豪、4バックは右からDF室屋成、DF吉本一謙、MF鈴木喜丈、DF小川諒也と並んだ。中盤はMF橋本拳人とMF田邉草民のダブルボランチで、右にFW永井謙佑、左にFWネイサン・バーンズ。前線はFW前田遼一とFW阿部拓馬の2トップだった。

 試合はいきなり動いた。前半2分、FC東京は右サイドから小川が左足でインスイングのFKを入れると、こぼれ球をバーンズが拾ってマイナスに戻し、橋本が蹴り込んだ。その後も右サイドバックの室屋が果敢にオーバーラップを仕掛けるなど積極的な入りを見せたが、前半20分に永井がデゲネクとの接触で右足を痛め、負傷交代するアクシデント。同25分からMF平岡翼が右サイドハーフに入った。

 横浜FMは前半30分、デゲネクからのロングボールに反応した齋藤が左サイドから右足でゴール前にクロス。伊藤が頭で合わせたが、GK波多野の好セーブに阻まれた。それでも同35分に同点に追いつく。金井のロングフィードを伊藤がワンタッチで落とし、バブンスキーが左足一閃。PA手前から豪快なミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。

 今季、レッドスター(セルビア)から加入したマケドニア代表MFの“移籍後初ゴール”で試合を振り出しに戻した横浜FM。前半44分には天野が左足で直接FKを狙ったが、GK波多野に弾かれ、逆転ゴールとはならなかった。

 1-1の同点で前半を折り返すと、横浜FMはハーフタイムに全11人を総入れ替え。GK原田岳、4バックは右からDF遠藤渓太、DF松原健、DF新井一耀、DF高野遼と並んだ。中盤はMF中町公祐とMF中島賢星のダブルボランチで、右にMF前田直輝、左にMF吉尾海夏。前線はFW富樫敬真が下がり目に位置し、FWウーゴ・ヴィエイラと縦関係の2トップを組んだ。

 横浜FMは後半開始から橋本に代えてDF山田将之を投入。山田はセンターバックに入り、鈴木がボランチにポジションを上げた。

 後半立ち上がりは横浜FMが主導権を握る。後半5分、遠藤の右クロスにウーゴ・ヴィエイラが右足ボレーで合わせるが、ゴール右へ。同8分にはPA内で仕掛けた富樫がGKもかわしてシュートを打ったが、カバーに入ったDFのブロックに阻まれる。決定機を生かせなかった富樫だが、直後の後半11分、前田の右クロスを右足ダイレクトで蹴り込み、勝ち越しゴールを奪った。

 後半20分には前田の横パスを中島が左足ミドルで狙うなど、勢いづく横浜FM。その1分後にも前田が右サイドからカットインし、左足でミドルシュートを打ったが、GK波多野が横っ飛びで弾き出した。

 FC東京は後半20分、田邉に代えてMF内田宅哉を投入する。劣勢の時間が続いていたが、同24分に平岡がPA内で倒され、PKを獲得。これを前田が落ち着いてゴール左に流し込み、2-2の同点に追いついた。

 すると、流れは再びFC東京へ。同点から3分後の後半28分、平岡から右サイドをオーバーラップする室屋にパスが通り、室屋の折り返しを内田が流し込んだ。今季、FC東京U-18からトップチーム昇格を果たしたルーキーの逆転ゴールで3-2。後半33分からはバーンズに代わってMFユ・インス、波多野に代わってGK廣末陸が入った。

 後半35分、中盤でセカンドボールを拾った小川が左足で目の覚めるような弾丸ミドルをゴール右上隅に突き刺し、4-2と突き放したFC東京。同44分、室屋の右クロスに合わせた前田のヘディングシュートはゴール右に外れたが、最後まで攻撃の姿勢を貫き、無傷の練習試合5連勝を飾った。

(取材・文 西山紘平)


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