Doctors Me(ドクターズミー)- 慢性的に鼻がつまって苦しい…鼻づまりが続く場合に考えられる疾患

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3月が近づいてくるにつれて、花粉症を気にする方も多いかと思いますが、特に鼻づまりの症状はつらいものがありますよね。

しかし、花粉症の時期以外にも、慢性的に鼻がつまる、といった場合にはどのような原因が考えられるのでしょうか?

今回は慢性的な鼻づまりの原因や疾患、起こりうる健康リスク、鼻づまり解消の予防策などを医師に解説していただきました。

鼻づまりが慢性的に続く原因


鼻づまりが慢性的に続いているときに考えられる原因として主なものには次のようなもの、あるいはいくつかの原因が重なっているものなどが考えられます。

鼻中隔湾曲症


左右の鼻の穴を隔てている鼻中隔が曲がっていることによって、どちらかの鼻腔の通り道が狭くなっている症状です。

肥厚性鼻炎


アレルギー性の鼻炎が続いていたり、点鼻薬を長期間にわたり使っていることによって、主に下鼻甲介の部分など鼻の粘膜が腫れあがってしまいます。

副鼻腔炎


膿のような鼻漏が鼻の中にたまっていたり、鼻茸ができていたりします。

慢性的な鼻づまりが続くと併発する健康リスク


鼻呼吸がうまくできないために口呼吸をすることとなり、喉が非常に乾いてしまったり、乾燥した空気が直接気道内に流れ込むことで風邪をひきやすくなったりすることが考えられます。

また、鼻呼吸によって脳を下から冷やす役割もあるため、これがなくなることで眠気が差したり何となくぼーっとするといったことも起こります。

夜間はいびきをかいたり、寝苦しかったり、口呼吸のために強い口渇などを感じやすくなります。

慢性的な鼻づまりの治療


薬による治療


原因によって異なりますが、例えば肥厚性鼻炎であればアレルギーの内服薬や点鼻薬、ステロイドや抗ヒスタミン剤の吸入などを行うケースがあります。

手術による治療


鼻中隔湾曲症であれば鼻中隔のゆがみを矯正する手術、肥厚性鼻炎であれば、レーザー手術などが行われます。

慢性的な鼻づまりになりやすいタイプ


■ 花粉症など何らかのアレルギーがある

■ もともと鼻中隔のゆがみが大きかったり、外傷などによって鼻中隔がゆがんでしまった

■ アレルギーの点鼻薬などを長年使用している

慢性的な鼻づまりに対して行えるセルフケア


鼻がつまった状態だと、どうしても口呼吸の機会が増えますので、マスクなどの使用や部屋の加湿によって気道の乾燥を少しでも減らすことはよい方法といえます。

慢性的な鼻づまり体験談

体験談1:1年中慢性的な鼻炎に悩まされています…



■ 相談者(男性)
1年中慢性的な鼻炎に悩まされています。特に朝起きたときや夜寝る前に鼻づまりを感じることが多いです。

ほとんど毎日鼻づまりに悩んでいるので、どのような病気の可能性があるのか、どうすれば解消できるかなどを教えて頂きたいです。

■ 医師からの回答
現在通院中の病院があればその先生に相談し指示に従ってください。病名としては慢性鼻炎なのでしょうが、原因となるアレルゲン等を分析する必要があります。

抗アレルギー剤内服や点鼻薬などで鼻閉は改善していきます。それでも辛い場合は鼻粘膜の焼灼などの方法もあります。いずれにせよまずは耳鼻科受診を。

体験談2:1歳の娘の鼻づまり。鼻吸い器を使うべきでしょうか?



■ 相談者(女性)
1歳の娘が鼻づまりで苦しそうです。鼻水を吸引する鼻吸い器を使うと、鼻水は取れるのですが、大泣きしてまた鼻水が出てしまいます。

特に、夜寝ているときが苦しそうで、起こすのもかわいそうだし、何とかしてあげたいです。

■ 医師からの回答
市販の鼻吸い器で取れるのであれば、泣かれて大変ですが(鼻水とるのに泣かない子はほとんどいません)がんばってとってください。

小児科や耳鼻科で機械で吸入する方法もありますし、咳がでてきたり熱がでたすることがあればかかりつけ医に相談してはどうでしょうか。お大事になさってください。

最後に医師から一言


慢性的な鼻づまりは、慢性的であるがゆえに本人は慣れてしまい、鼻づまりがあることすら意識しなくなってしまうようなケースもありますが、すっと鼻が通る快感は何とも言い難いものです。

鼻詰まりを感じていて、家族からいびきを指摘される方は、一度耳鼻咽喉科を受診してみるといいですね。

(監修:Doctors Me 医師)