9日、韓国・朝鮮日報によると、ちょうど1年後に開幕が迫った2018年の平昌冬季五輪に向け競技場など主要施設の準備が順調に進む中、現地の飲食店は、全世界から集まるであろう外国人観光客を迎える準備ができていない状態だという。写真は韓国・平昌。

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2017年2月9日、韓国・朝鮮日報によると、ちょうど1年後に開幕が迫った2018年の平昌冬季五輪に向け競技場など主要施設の準備が順調に進む中、現地の飲食店は、全世界から集まるであろう外国人観光客を迎える準備ができていない状態だという。

江原道・平昌(カンウォンド・ピョンチャン)の横渓(フェンゲ)地域では、五輪の開・閉会式と主要な雪上種目競技が行われ、150万人もの五輪観光客が集まると予想されている。しかし飲食店街にはハングル表記の看板があふれ、英語表記があってもメニューに関係なく「Korean Restaurant(コリアン・レストラン)」とだけ表記されている店も。また店内の英語メニューは「Galbitang(カルビタン。カルビスープの意)」のように韓国語の発音をアルファベットに代えただけのものが並び、外国人には何の料理か見当がつかない例も多い。

これまで江原道や一部自治体は食べ物の説明が盛り込まれたメニューを作成・普及するとしてきたが、まだ使っていないところがほとんどだという。飲食店のオーナーらにも「五輪レベルに合うように環境を改善しよう」と施設の補修を勧めているが、参加率は低迷しており、3308店のうち昨年末までに「五輪補修工事」を終えた店舗は38店(1.1%)に過ぎないとのこと。飲食店側は「支援金も少ないのに、個人の資金をかけてまで大々的な工事をするのは容易ではない」と話している。

記事は「外国人客らは最も基本的な食事の心配からしなければならない」状態だとして懸念を伝えたが、韓国のネットユーザーの多くは記事の指摘に納得がいかないようだ。コメント欄には「Galbitang以外にどう表記すればいいの?」「外国に行けばその国の言語の看板があるのが当たり前。観光客が事前に調べて来るものじゃない?」「『ローマではローマ人のようにせよ(=郷に入っては郷に従え)』って言う」「それならキムチも英語名を付ければいい。付加的な説明があれば大丈夫なのに、あえて英語名にする必要ある?」などの声が並んだ。

また「組織委や自治体が、海外の韓国料理店のメニューを参考にして写真付きのメニューマニュアルを配ったらいいんのでは?もう少し気を使えばいいだけのこと」「国が翻訳や説明資料を作って、オーナーは少額だけ負担して一時的な横断幕看板を掲げたらいい」と、国や組織委の働き掛けが必要だとするコメントや、「30年前のソウル五輪にせよ今にせよ韓国のレベルは変わらない。当時もこんなニュースがあった」「オリンピックがそんなに大切?今は大韓民国の民主主義に関わる問題が先でしょ」といった声も寄せられた。(翻訳・編集/松村)