激しい運動しなくても大丈夫

写真拡大

こんにちは。三軒茶屋で女性の為のプライベートオーダーメイドメンテナンス鍼灸院の「アムラス鍼灸」を経営している美月綾乃です。

連載15回目のテーマは「体温を上げれば、痩せやすくなる?」です。

まさに体の芯から冷えるこの季節、手足も常にキンキンに冷えてしまうし、体もむくみやすくなんだかだるい、と感じる方も多いと思います。

筋トレが大事

そして、特に冬に感じること。年末年始に食べ過ぎたものが、年齢を重ねるごとに、だんだんと落ちなくなってきているどころか、下半身に肉が付きやすく、以前のように少し食事を気を付けただけでは体重も落ちにくくなっている――。(恐怖!)

それはなにげない生活習慣や姿勢、睡眠、食事、運動習慣が原因で体温が下がり、基礎代謝も下がってきているからです。

体温が1度下がると、基礎代謝が12%も落ちるって知っていましか?

基礎代謝をあげるには、まずは体温をあげることが大事!

普段から、冷えないように着こんだり、温かい環境で過ごしたり、という意識もとても大切ですが、長期的には、熱の産生量が高い筋肉をつけていくことこそが、体温を上げていくことつながります。

毎日できるながら筋トレや、簡単な意識をいくつかご紹介していきます。

この5つをマスター

1 ドライヤーと歯磨き中には、スクワットとつま先立ちを

ふくらはぎは第二の心臓といわれるくらい、全身の血流に大事なところ。その部分をいかにうまく働かせるかは、ふくらはぎをしっかり動かせているかどうか。お仕事中、デスクの下でつま先立ちをすることも効果的ですよ!

2 お風呂の湯船につかりながら、足マッサージとツボ押し

固くむくんでしまったふくらはぎを自分の手でマッサージすることはもちろん、足の内側にある経絡が、冷えにもかかわりのある経絡。内側のちょうど骨の後ろ際のラインを下(足首)から上(太ももの上の方)に指でしっかりマッサージ(もしくはかっさ)するのも効果的です。

ツボ押しは冷えに効くツボ、三陰交(さんいんこう)を。内くるぶしから指4本分上の骨の後ろ際、押して響くところです。イタ気持ち良いくらいの圧で5秒を5〜10回、両足押してみてくださいね。

3 夕食には野菜スープ

炭水化物や甘いもの、実は体を冷やしてしまう食材なのです。特に夜は寝ている間に全身くまなく血流がいき、修復しなければならないのですが、炭水化物は消化に時間がかかるために、胃に血流がいきやすくなってしまう。つまりは末端まで修復されないうちに朝を迎えて、冷えやすい、そして修復しにくい体になってしまうのです。

野菜は消化もよく、線維物も高いものが多く、代謝や免疫にもかかわる腸もきれいにしていくので、夜食べるのは体質改善としてとても効果的。

とはいえ、大好きな方も多いと思うので、いきなり夜の炭水化物をすべてなくして ストレスにならないように少しずつ減らしていって、体質改善してくださいね。

4 口に入れるものはすべて常温以上!

冷えるものを口にすることで、血管が収縮し、体が冷えやすくなります。内臓も冷えやすくなる為に、脳みそからの指令で体に脂肪をつけて内臓を冷やさないようにしようという働きが活発になり、脂肪を蓄える食事を摂ろうと勝手に作動してしまうので、注意!

5 首、手首、足首を温める意識を!

首や手首、足首は皮膚がとても薄いのです。血管が表面に出やすいこの部分を温めることによって、血液も温められやすく、その温められた血液が体を巡るので、体全体が温まります。

ちょっとした毎日の簡単な意識だけでも、体質改善には効果的なものばかりご紹介させていただきました。

体温を1度上げることは、基礎代謝をあげて痩せやすい体にするだけではなく、 免疫力も30%アップします。

これからの季節 体温をあげる意識をつけることにより、インフルエンザウイルスなども高い免疫力でやっつけられる体になりましょう!