トランプ大統領、イヴァンカ製品扱い中止の百貨店を攻撃

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ドナルド・トランプ米大統領は、長女のイヴァンカ・トランプが手掛けるブランドの取り扱い中止を先週発表していた大手百貨店ノードストロームに対し、ツイッターの個人アカウントと公式大統領アカウントの両方で批判を展開した。

イヴァンカ・ブランドの衣服や靴などの販売をめぐり不買運動の対象となっていたノードストロームは2日、同ブランドの取り扱いを中止すると発表。ただ、販売中止の理由は売上不振にあるとしていた。

だがこの説明にもかかわらず、トランプは8日、ツイッターの個人アカウントで「娘のイヴァンカはノードストロームからとても不公平な扱いを受けた。彼女は素晴らしい人物だ。いつも私に正しいことをするよう促してくれる!ひどいことだ!」と投稿。数時間後、大統領の公式アカウントでこれをリツイートした。

ショーン・スパイサー大統領報道官は同日午後の記者会見で、「人々は彼(トランプ)の行動や大統領令に対する懸念を彼の家族に向けており、彼には家族のために立ち上がり、家族の事業活動を称賛する権利がある」と擁護した上で、ノードストロームの決定を「イヴァンカの名の下でのトランプの政策に対する直接攻撃」と批判した。

一方のノードストロームも、スパイサーの批判に反論。「繰り返しになるが、わが社はこの決定を売り上げに基づいて下した。同ブランドの売り上げはここ1年間、特に2016年後半に継続的に減少し、わが社にとって販売を継続するメリットがないほどになった」と説明。イヴァンカに対しては1月上旬に販売中止を通知していたと述べている。

なお、イヴァンカは1月中旬、トランプが大統領に就任する20日を契機に、自身の事業から正式に身を引くことを発表している。

トランプの攻撃を受けたノードストロームだが、株主の評価には大きく影響しなかったようだ。株価はツイート後に若干下落したものの、その後回復し、8日午後現在は前日比3.3%増となっている。