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壊れてもすぐに補充できそうです。

いま世界的に注目を集めているのが、空中から荷物がやってくる「ドローン配達」。この技術にはアマゾンの「Prime Air」や米セブン-イレブンなど、さまざまな企業が取り組んでいることでも知られています。多くの場合、これらのドローン配達には専用に開発された業務用ドローンの利用が構想されているのですが、その機体コストは安くはありません。またその発着基地や回収方法、飛行可能時間など、さまざまな問題があるのも事実。

一方、サンフランシスコにある研究所「Otherlab」はDARPA(国防高等研究計画局)の支援を受け、「紙製の自律飛行可能な飛行機(ドローン)」を開発しています。もしかすると、これは将来の物流ラインを変えるほどの力があるかもしれませんよ。

Otherlabが『APSARA』と呼んでいるこのシステムでは、グライダー形状のドローンが荷物を配達します。機体は数日で土に還る「生分解性」かつ廉価な段ボール素材からつくられていて、折りたたみが可能、組み立ても簡単と、まさに安価な配達手段に最適なドローンとして開発されているのです。



『APSARA』の用途としては、遠隔地への人道支援に関する配達……例えばワクチンや血液、医薬品の運搬などが考えられそうです。こうした配達が必要な地域では道路などの交通インフラが整っていないこともあるため、空中からのドローン配達が最適というわけなんですね。



今回提示されたコンセプトでは、C-17輸送機やC-130輸送機に数百機単位の『APSARA』を搭載し、あらかじめ医薬品と行き先のプログラムを指示して目的地にばら撒く、といったアイディアも披露されています。こうした方法であれば、カリフォルニア州ほどの広さがある地域に一気に物資を届けることも可能になるのだとか。

高価な輸送用の機体で運用する、安価なダンボール製のドローン『APSARA』のコンセプト。もしかすると将来は、このような紙飛行機ドローンが自宅まで荷物を届けてくれるようになるのかもしれませんね。

文/塚本直樹

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Otherlab(発表サイト)

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