二度目の結婚がうまくいく理由は?再婚夫婦に聞く幸せな結婚をする秘訣

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女性にとって結婚は人生の特別なイベントのひとつ。
出会いがあっても彼氏ができない人や、彼氏はいるけど結婚相手としては不足があるという方は慎重派なのでしょう。

もしくは、とても理想が高いのかもしれません。

結婚に際し、ほとんどの女性はある程度の条件を口にすると思います。
でも、実際に理想通りの結婚相手と出会ったところで、本当に幸せになれるのでしょうか。

■再婚の割合は結婚全体の4分の1


厚生労働省によると、2016年度の婚姻件数は621,000件。対して離婚件数は217,000件でした。(参照:2016年 人口動態統計の年間推計)

平成元年(1989年)の離婚件数は157,811件だったことを思うと、離婚件数はずいぶん増えている様子。でも、その分、再婚件数も増加しています。

同じく厚生労働省がまとめた報告によると、2015年に結婚した夫婦のうち、両方またはいずれかが再婚だった割合は26.8%と、全体の4分の1以上を占めていたそうです。

一口に再婚と言っても、組み合わせは初婚男性とバツイチ女性、バツイチ男性と初婚女性、バツイチ同士などさまざまですが、巷では初婚男性とバツイチ女性のカップルがうまくいくケースが多いとか。

■再婚夫婦に学ぶうまくいく秘訣


実は私もバツイチ再婚組で、パートナーは初婚です。今回の結婚では前回の苦い経験を活かせているようで、日々穏やかに過ごしています。
ですから、「バツイチ&理解者カップル」がうまくいく説に納得してしまうのです。

しかし、私個人の主観だけでは説得力がないでしょうから、身近な「バツイチ&理解者カップル」にうまくいく秘訣を聞いてみました。

◎30代初婚男性×30代バツイチ女性



妻の意見:「前回の結婚生活で、察してもらうことは無理だと学んだので、やってほしいことやお願いしたいことははっきりと言葉で伝えるようにしています。すると、夫もできるかできないかをきちんと言ってくれるから小さなイライラがありません」

夫の意見:「家事の手伝いとか至らない部分はあるだろうけど、できる限りをやって褒めて育てられています。最初から高望みされていない寂しさもあるけど、僕にとってははじめての結婚生活ということで、気を張らずにのびのびとした生活をさせてもらっていると思う」

◎30代バツイチ男性×20代初婚女性



妻の意見:「彼は経験豊富なので滅多に怒らないし、ああしろこうしろと強制されることもありません。一番助かるのは義実家に泊まらなきゃいけないとか言われないこと。ほどよい距離でいられるように夫が間に入ってくれているので円満です。
あと、家庭内の報告・連絡・相談がマメ。だから多少うーんと思っても、だいたい許せちゃいます」

夫の意見:「前妻にダメ出しされてきたことを振り返ると、確かに思いやりに欠けていたな、とか一人の時間の中で反省できました。だから今の生活に活かせている…かな?
自分にも悪いところや嫌なところがあるだろうから、妻に何かを強いることはしないようにしています。自分たちらしく振る舞って認めあえれば喧嘩は起きないんですね」

今回お話を聞いたカップルの男女それぞれが、共通して言うことがありました。
それはお互いが相手に「完璧を望まない」こと。

多少できないことがあっても良し、少しくらい「あれ?」と思うことがあっても当たり前だという、思いやりの妥協が円満の秘訣なのではないでしょうか。

■だれだって完璧ではない


好きになった相手が理想のスペックとは限らないもの。婚姻歴がある人だって珍しくありません。
「自分には離婚歴があるから」と、恋愛や結婚に臆病になる人もいるでしょう。

誰しも完璧ではないし、完璧である必要もないのです。
成長課題があるからこそ、支えたい、支え合いたいと思える相手が見つかるのではないでしょうか。

理想を追い求めることも大切ですが、欠けているところがあるからこそ補いあえる…そう思って、少し肩の力を抜いてみてはいかがですか?

ライタープロフィール


saki
たまに毒舌なコラムニスト。一度ハマるとどっぷり浸かるB型アラサー。アロマとコーヒーと舞浜の某レジャースポットをこよなく愛しています。