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 サイバーエージェントと、デジタルインファクトが「国内インフィード広告の市場動向調査」の結果を発表した。

 サイバーエージェントとデジタルインファクトは、「国内インフィード広告の市場動向調査」の結果を発表した。同調査では、インターネットを通して配信されるインフィード広告(※1)の年間広告出稿額を推計し、市場規模予測を算出している(※2)。

 ※1:同調査におけるインフィード広告は「メディア上で表示されるフィード型コンテンツと同じフォーマットで表示される広告の総称」と定義する。
 ※2:同調査はインターネット広告業界関連事業者へのヒアリング調査ならびに公開情報、調査主体およびデジタルインファクトが保有するデータ等を参考に実施。また、広告主が支出する広告費を対象に市場規模を算出した。

●インフィード広告市場規模・予測<プロモーション目的別>

 サマリー
2016年のインフィード広告市場は、昨対比8割増の1,401億円に到達。うちスマートフォン比率は全体の約96%に。
Webプロモーション目的76%、アプリプロモーション目的24%の割合。
2022年の市場規模は2016年比220%の3,013億円に到達すると予測。

 2016年のインフィード広告は、アプリプロモーション需要の中心であるゲーム企業による出稿増の一服感がみられた一方で、大手EC事業者などの、ゲーム以外のアプリプロモーション需要は引き続き好調を維持した。

 Webプロモーションにおいては、インターネット広告を従来より活用している広告主層におけるインフィード広告利用がさらに進み、出稿金額の増加がみられた。Webプロモーション向け需要比率は、今後も緩やかに上昇すると予想される。

 なお、スマートフォン向け専用のメディアにおけるインフィード広告商品の提供が進み、スマートフォン比率は昨年より上昇。96%を占める結果となった。
市場規模・予測<プロモーション目的別>

●インフィード広告市場推計<配信先別>

 サマリー
2016年のインフィード広告市場における広告配信先は、ソーシャルメディアが64%に。
今後配信先の多様化が進み、2022年にはソーシャルメディアが60%、ニュース・ポータル・その他が40%の比率を占めると予測。

 2016年は、ソーシャルメディア向けの需要が大きく拡大した。従来のメディアの強い需要に加え、新しいメディアの広告商品が市場の成長をけん引。また、魅力的な広告フォーマットの提供も進み、広告主の選択肢が増え需要増加につながった。一方で、2016年にはインフィード広告の配信先の多様化が進んだことにより、ソーシャルメディア以外のニュース・ポータルサイト等への配信先比率が前年よりも増加した。

 64%の比率を占めるソーシャルメディアが、今後も市場の成長をけん引するとともに、ニュース・ポータルサイトなどを中心に、広告配信先の多様化が進むことが予測される。
市場規模・予測<配信先別>

●インフィード広告市場推計<静止画/動画別>

 サマリー
ソーシャルメディア向けインフィード広告を中心に、動画フォーマットの需要が拡大し、2016年の動画比率は市場全体の13%。
今後はソーシャルメディア以外のニュース・ポータルサイト等での配信需要が広がり、2022年には市場全体の3分の1のシェアに達する見込み。

 2016年はソーシャルメディアにおいて、表現力豊かな動画フォーマットによる広告が大幅に増加し、インフィード広告市場における動画比率は昨年より上昇した。動画フォーマットは、ユーザーとの中長期的な関係性の構築を目的とする広告主だけでなく、商品・サービス購入などの短期的な費用対効果を求める広告主からも幅広く受け入れられた。

 インフィード広告における動画フォーマットの利用は、今後も需要の拡大にともないソーシャルメディア以外への配信にも広がり、動画比率は中期的に上昇を続け、2022年には市場全体の1/3のシェアを占めると予測される。

広告市場推計<静止画/動画別>

●インフィード広告市場の今後

 インフィード広告は、ソーシャルメディアを起点とし、主にスマートフォン向けメディアにおいて、ユーザビリティを最重視したフォーマットの一つとして位置付けられ、普及が進んでいる。

 今後、ユーザーに寄り添ったクリエイティブ制作や表現に対する取り組みが進み、ユーザーとコンテンツ、広告の間で良好な関係が構築できれば、インフィード広告の市場規模は2022年には3,013億円に達すると予測される。

 【調査概要】
 調査時期:2016年10月から2016年12月
 調査方法:動画広告市場関係者へのヒアリング、調査主体/調査機関が保有するデータ、公開情報の収集
 調査対象:インフィード広告
 調査主体:株式会社サイバーエージェント
 調査機関:株式会社デジタルインファクト

MarkeZine編集部[著]