2016年8月に登場した「Galaxy Note7」は、虹彩認証機能搭載でワイヤレス充電に対応、さらにはIP68防水対応の防水機能ありと、ありとあらゆる機能を搭載した大画面ハイエンドスマートフォンで、世界中のSamsungユーザーに重宝されるはずでした。しかし、リリースから間もなく端末の爆発が相次ぎ出荷延期となり、果ては生産・販売も中止となりました。爆発の原因はバッテリーの欠陥であったことがSamsungから正式に発表されていますが、その「欠陥のあるNote7のバッテリー」がSamsungの工場で火災を引き起こしていたことが判明しています。

Fire at Samsung SDI China plant caused by faulty batteries | Reuters

http://www.reuters.com/article/samsung-sdi-batteries-fire-idUSL4N1FT3BX



网传三星电池生产商天津SDI工厂起火|三星_新浪科技_新浪网

http://tech.sina.com.cn/it/2017-02-08/doc-ifyafenm3031356.shtml

Fire breaks out at Samsung factory responsible for Note 7 battery production

http://appleinsider.com/articles/17/02/08/fire-breaks-out-at-samsung-factory-responsible-for-note-7-battery-production

2017年2月8日(水)、中国北部天津にあるSamsungの系列会社・Samsung SDIの工場で火災が発生しました。Samsung SDIは中国の5箇所に生産工場を持っていますが、天津工場はその中でも中心的な立ち位置の工場であるそうです。報道によると、火災は工場の生産ラインではなく、使用済みのパーツなどを廃棄処理するラインで発生しており、この廃棄処理ラインでは「Galaxy Note7のバッテリーが処理されていた」とSamsung SDIのスポークスマンはコメントしています。なお、火災は既に鎮火しており、スポークスマンによると「死傷者はゼロで、工場のオペレーションにも支障はない」とのことです。

工場がある天津の消防署は、「出火原因はバッテリー」とコメントしており、天津消防署のWeiboアカウントでも「工場内で引火した物質はリチウムバッテリーであり、それは欠陥品だった(Galaxy Note7のバッテリーだった)」と記しています。

火災発生時の工場の様子。消火作業には110人の消防士と19台の消防車が駆けつけたそうです。



側の駐車場から



工場付近の道路からも明らかに何か異常事態が発生していることがわかるレベルの尋常ではない煙が確認されています。



2017年1月24日、Samsungは「Galaxy Note7の爆発原因はバッテリーサプライヤーであるSamsung SDIとAmperex Technologyに問題があったから」とコメントし、Galaxy Note7の爆発問題により53億ドル(約5900億円)もの営業利益を失ったと発表していました。

爆発しすぎて生産・販売中止になった「Galaxy Note 7」の爆発原因をサムスンが発表へ - GIGAZINE



なお、ReutersはSamsung SDIが次期フラグシップモデルのGalaxy S8にもバッテリーを供給する予定となっていると報じていますが、SamsungがGalaxy S8のバッテリー調達のために日本の村田製作所に接触したという報道もあります。