7日、韓国・KBSによると、大田から白頭山脈の放し飼い施設に移された白頭山虎1頭が、移送から9日で死んだことが確認された。トラのイメージ写真。

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2017年2月7日、韓国・KBSによると、大田(テジョン)から白頭山脈の放し飼い施設に移された白頭山虎1頭が、移送から9日で死んだことが確認された。

アムールトラの種であるこの虎は、熱帯地方に生息していない唯一の虎で、ロシア沿海州を中心にロシアや中国、北朝鮮の国境地域に450頭ほどが生息している。韓国では「白頭山虎」中国では「東北虎」と呼ばれており、韓国内では、日本による乱獲などで絶滅危惧に追い込まれ、最後に確認された1921年以降韓国から姿を消したとされている。現在、韓国内動物園で飼育されている50頭あまりの白頭山虎は、中国などの外国から取り寄せたものだという。

94年の韓中首脳会談の後続措置として2011年に中国から寄贈された白頭山虎の「金剛(クムガン)」は、大田にある動物園で飼育されていたが、白頭山虎の保存のため250キロ離れた慶尚北道(キョンサンブクド)・奉化(ポンファ)郡にある国立白頭大幹樹木園へ引っ越しすることとなった。

引っ越しは、麻酔で眠らせた金剛を移動用のケージに入れ、トラックで5時間かけて輸送する形で行われたが、到着後から餌を食べないなど異常行動が見られ始め、9日目の今月3日に死んだという。

1次所見から、腎不全により全ての腎機能が低下していたことが分かったが、6年間飼育していた動物園側はその事実を知らなかったとしている。専門家らは、移住前から病気を患っていた金剛の状態が輸送のストレスと刺激により急激に悪化したものと見ている。

これを受け、韓国ネットユーザーからは3000件以上のコメントが寄せられており、その関心の高さがうかがえる。

「病気も分からなかったとは恥。能力もないのに貴重な動物を預からないでほしい」
「これは職務放棄。動物園の獣医や飼育員は何もしないで6年もの間給料をもらってたのか」

「(韓国での鳥インフルエンザや口蹄疫の影響による殺処分を受け)鶏に牛に今度は虎まで…。この国は動物という動物をみんな無くそうとしているのか」
「一番問題なのは人間」

「一体この国でしっかりしてるものって何?」
「一番得意なのは税金を取ることで、それ以外は何もない」

「外交面から見ても失礼」
「これこそまさに韓国の行政」(翻訳・編集/松村)