先日、もやもやの担当編集が「SMAPが解散して、アメリカの大統領がトランプさんになって。ありえないと思っていたことが起こっている世界――。ここはパラレルワールドなんですかな……」とボソリと言っていました。

そうなんですよね。日曜劇場『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系)で木村拓哉さんを観ているときも、『嘘の戦争』(関西テレビ系)で草磲剛さんを観てるときも、つい頭をよぎってしまう「今年から元SMAPなんだよな……」という思い。しかも、なぜだかピンときていない。そのせいで、自分が不思議な世界にいるような気分になってしまうのでしょう。

そしてトランプさん。大統領に当選したというニュースが流れたときには、本当に驚きました。そんなことがあるのか……と。

国民の方々に選ばれ、一国の大統領に就任した方に、こういう言い方は失礼ですが、どうも苦手です。なんだかおっかないんです。

選挙中に日本車の関税を38%に引き上げることを主張したりして、こっちに対してひどく攻撃的だったこともあります。戦略なのはわかっていても、その俎上に載せられること自体、やだなーこわいなーと思ったし、わーわーと高圧的にまくしたてて話す感じや、いじわるな発言をするときの、傲慢にも見える表情。テレビで放送されるたび、ニュースの内容は知りたいんだけどなーと思いつつ、チャンネルを替えてしまいたくなるのです。

観たくなければ観なければいいだけ、なんですけど。

でも、です。トランプさんは、期待され、選ばれた人であることに間違いありません。今、人はこういう人にトップに立って欲しいんだなぁ、仕事を任せたいのだなぁと考えると、同じく働く人間として、学べるところは学べたらいいな、とも思うのです。まぁ、仕事のサイズ感は雲泥の差ですけれども。

トランプ大統領の魅力ってどこなんでしょうか。

超絶お金持ち、というのはマネできないので、キャラクターを中心に考えてみることにします。
自身のツイッターで発信しているコメントは、名指しで批判したり、皮肉を言ったりと、けっこう過激です。しかし、褒める相手は徹底的に褒めています。この非平等感が、「味方になりたい」という気持ちを盛り上げるのかもしれません。

ニュース番組で報じられた数々のコメントの中にも、トランプ大統領の性格を象徴するものがいくつもあります。

たとえば、「過去から学ぶことはあるが、こだわりはしない。反省しないし、自分以外の人間にも反省してほしくない」とか。「失敗したことはない。いつも成功にかえてきた」なんていうのもありました。ビジネスで成功を収めてきた人だからこそ言える言葉なのでしょうが、自信に漲っている人は頼りになりそうです。そういうところも大事なのかなー。
歯に衣着せぬモノ言いも、本人に「正直だから、正直すぎるから騒ぎになる」と言われてしまうと、う、うん、確かにそうですよね……と言わざるを得ません。

書いているうちに、「あ、仕事でご一緒した人にも、こういうタイプの人、けっこういるわ!」と発見してみました。敵も、その人のことを苦手だと言う人も多いけれど、それを上回る支持者を持ち、周囲から才覚があると一目を置かれていて、活躍している人。そういう方々って、トランプさん的要素が多分にあります。男性はもちろんですが、女性にも、いる。と、言ったら、「つまり、トランプ女子ってこと……」と前出の担当編集がまたボソリ。

なぜかトランプ女子と聞いた瞬間、AKB48の『言い訳Maybe』の衣装を着たトランプ大統領が頭に浮かんでしまったワタクシ。赤いネクタイを締めることが多いからでしょうか……。それこそ異様なパラレルワールドです。

「よい政治家はよいセールスマン」と発言していたトランプ大統領。そう言えば、うちのトランプ女子も社内政治にやたら精通している。

「ガタイがよくて、立っているだけで威圧感が半端ない」「早口でまくし立てて煙に巻くのがうまい」「扇動的。一緒にいると心拍数があがっちゃう」などなど。その2では、働くアラサー&アラフォーのみなさんに、オフィスにいる、ちょっと苦手なトランプ女子を教えてもらいました。はーい、みんな、反省しにいきましょー。