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SAPジャパンは2月8日、2つのIoTソリューションとして、「SAP Connected Goods」と「SAP Dynamic Edge Processing」の提供を開始した。これらのIoTイノベーションにより、SAPのユーザーは大量のIoT機器とリアルタイムのセンサデータを、コアとなるビジネスプロセスに接続することが可能になり、ネットワーク利用コストの削減、可視性やインサイトの増加、売上増加のための機会創出などのビジネス効果を向上させることができるという。

SAP Connected Goodsは、SAP HANA Cloud Platform上で提供されるクラウドベースのソリューションで、リモートからのモニタリング、管理、中央管理によって業務用冷蔵庫、自動販売機、動力機器などマスマーケット機器の価値を高めるために設計されている。これにより、十分な在庫レベルや適切な保管スペースを確実にすることで機器の可用性、利用率、パフォーマンスを最大化することが可能としている。

また、関連機器のトレンドや使用パターンを明確化し、モノを補充するためにルールベースでアラートすることで、SAP BusinessObjects Cloudソリューションへの統合機能により、カスタマイズ可能なダッシュボードを作成することができるという。

さらに、ガソリンスタンド、小売り商店、薬局、建設現場などにある幅広いマスマーケット機器に対応し、PaaS(product-as-a-service)のような代替可能なビジネスモデルを可能にし、製品の使用の好みや顧客の行動インサイトをもとに、新規顧客の関心を得ることが可能。

SAP Dynamic Edge Processingはセキュアで管理されたプラットフォームをサポート。ビジネスのコンテキストによりインテリジェントエッジにおけるリアルタイムなIoTの意思決定を強化し、エッジの資産とワーカーをより効率的に処理・作業させることで、オペレーションを最適化。データをフィルタリングすることで、クリティカルなデータをコアのIoTシステムに転送する一方で、そのほかのデータはデータが発生した場所でローカルで処理する。

同製品はアルゴリズム、同期アーキテクチャ、データベーステクノロジー、デバイスコネクティビティのための機能と、オンボーディング、オフライン操作、データ量削減、ローカルアプリケーションプラットフォーム、即時レスポンス、ローカルストレージなどが組み合わせた製品。

両製品を実装することで、エッジと中央のクラウドソリューション間のデータ処理を分散させることを可能とするほか、オペレーションの効率性を上げることができるという。SAP Dynamic Edge Processingを使用して入力データを分析し、エッジにおけるビジネスルールを実行して、即時のフォローアップアクションをトリガすることで、ネットワークのトラフィック量全体を削減し、SAP Connected Goodsで処理するために送信されるデータの品質を改善することができ、質の高い機器のモニタリングを可能としている。

(岩井 健太)