中国ではインターネット上を中心に今なお日本製品の排斥を呼びかける声が存在する。だが、その一方では日本製品の排斥など「不可能」であり、「不可能なことを主張することは愚か」であると指摘する理性的な意見も存在する。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国ではインターネット上を中心に今なお日本製品の排斥を呼びかける声が存在する。だが、その一方では日本製品の排斥など「不可能」であり、「不可能なことを主張することは愚か」であると指摘する理性的な意見も存在する。

 中国メディアの今日頭条は7日、一部の中国人は日本製品の不買を主張することは「愛国」であると誤認していると伝える一方、こうした中国人は何を根拠に日本製品の不買や排斥を高らかに叫んでいるのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事はまず「日本製品や日本の技術を排斥することなど不可能」であると指摘したうえで、中国人ならば誰でも持っている「身分証」は日本企業が印刷しているものであると指摘。この身分証は個人番号も記載されているなど中国人にとって非常に重要な存在であり、正確には日本製ではないにしても、日本の技術が採用されていることは事実であり、すでにこの時点で「日本製の排斥は不可能」であると論じた。

 また、中国の紙幣にも日本企業の技術が採用されていることを伝えたほか、中国企業のスマートフォンも同様に「機械の中身の多くは日本企業の製品」であると指摘。中国のスマホ市場では近年、中国メーカーのシェアが拡大しているが、日本製品の排斥を徹底するならば中国メーカーのスマホも同様に排斥する必要があるとの見方を示した。

 日本製品の不買を主張することは、中国人にとっては「愛国心を示す」行為なのかもしれないが、それと同時に日本製品がいかに中国人や中国企業にとって重要な存在かを知らしめる結果につながっていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)