自虐的CM

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アメリカ最大のスポーツイベントであるプロアメリカンフットボールNFLの優勝決定戦「スーパーボウル」が5日(2017年2月)行われ、ニューイングランド・ペイトリオッツがチャンピオンに輝いた。

ところが試合以上に話題をさらったことが二つあった。一つはハーフタイムショーで宙づりになって登場した歌手のレディー・ガガ(30)。ガガが熱唱したのは、人種や性的嗜好など多様性を歌ったヒット曲『Born This Way』で、トランプ大統領の保護主義的な「アメリカファースト」への批判もあって、試合そのものの平均視聴率を上回った。

メリッサ・マッカーシーのCM、人気1位に

もう一つガガと同様に注目を集めたのが、わずか30秒のCMに6億円をかけて作ったというスーパーボウルでしか見られないCMだった。

主演は、自然環境を保護しながら逆にしっぺ返しを受けるというコミカルなCMをつくり続ける人気のコメディアン女優、メリッサ・マッカーシー(46)。今回の中身は、クジラを助けに行くためにおデブちゃん女優が乗ったボートが逆にクジラに体当たりされて投げ飛ばされ、彼女が母船に体当たりするシーン。

スーパーボウルのCMはオリジナルで毎回50本以上がつくられ放送されるが、どれが一番よかったのか、人気投票で尋ねるとこれが1位だった。

伝えたデーブ・スペクター(放送プロデュサー)「アメリカでは、誇大妄想でエコとか環境とかの運動をたくさんやっている人がおり、その人たちを茶化すことで自虐的な表現をしている。メリッサは、『最も稼ぐ女優』の全米第2位で人気があり、体型の大きい女性のためのファッションブランドを作り、これがよく売れている」という。

製作費6億円をつぎ込んだだけあり過激でおもしろいCMで、どんな撮影をしたのか興味津々だが、残念ながら日本ではまねのできないCMだろう。