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AppleのWebKitチームは2月7日(米国時間)、「Next-generation 3D Graphics on the Web|WebKit」、Webにおける3Dグラフィックの今後について検討するコミュニティグループをW3Cに発足することを提案するとともに、低レベルグラフィックや汎用的な計算目的で最近のGPUを活用するための標準APIの策定を進めることを提案したと伝えた。Webブラウザから標準化されたAPIでGPUを利用することを目指すものと見られる。

こうした取り組みとしては、すでにOpenGL ESをベースに策定および開発が進められたWebGLが存在している。WebGLの策定および開発には複数のベンダーが参加しており、主要ブラウザはすでにこの機能を実装、または今後のバージョンで実装することを予定している。WebGLの下で開発された3Dグラフィックコンテンツは、こうした主要ブラウザでさらにクロスプラットフォームで動作することが可能とされている。

今回AppleのWebKitチームが公開した提案に掲載されているサンプルAPIからは、今回の取り組みが、WebGLと方向性は同じながら、より汎用的な計算目的でGPUを利用するための標準化APIの策定を目指して行うようにうかがえる。

ここ数年、GPUの活用はWebブラウザのみならずシステム全体のパフォーマンスを引き上げ、さらにCPUの負担を減らして消費電力を削減するための方法として開発が進められている。WebKitチームの提案はこうした取り組みを標準化し、どのブラウザからも同じコードで動作するようにしようとするもののように見える。今後の取り組みが注目される。

(後藤大地)