わが子の写真や今の気分、旅行先の写真、運動の様子など、SNSでシェアされる内容はバラエティーに富んでいる。

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わが子の写真や今の気分、旅行先の写真、運動の様子など、SNSでシェアされる内容はバラエティに富んでいる。このような現象について、「一種の流行病」とする人もいれば、「積極的な要素が見られる」とする人もいる。では、なぜシェアがこれほど人気になっているのだろう?これは喜ぶべきことなのだろうか?それとも一種の現代病なのだろうか?中国婦女報が伝えた。

武装警察広東省総隊病院の副院長を務める心理科の唐記華副主任は、SNSにおけるシェアが交流する上での効果的な方法の一つになっているとの見方を示す。生活のペースがどんどん速くなっている現在、ネット上での交流がある程度、実際に会って行う交流に取って代わるようになっている。また、チャットであっても、普通の人で1日に交流する人の数は10人以下。ほとんどの友人が連絡先の中に名前があるだけで、実際にはチャットアプリを通してその関係が縮まるということはない。しかし、SNSでシェアすると、連絡先に入っている友人全てに自分の生活や近況を知ってもらうことができ、単に「いいね!」を送り合うだけでも、互いに注目しあっていることが分かり、距離が縮まるものだ。さらに、SNSのチェックは多くの人にとって毎日の必須事項となっており、何かをシェアするだけである程度自分の存在をアピールすることができる。

シェアが過熱状態であることに「インターネット時代の流行病」との声もあることについて、唐副科長は、「自分の生活をシェアすることは何もおかしなことではない。ただ、注意が必要なのはスマホを使う時間に制限を設ける必要があり、スマホに依存してはいけないという点だ」とした。

SNSを見ると、他の人の生活がとても楽しそうなのに対して、自分の生活は退屈で、そのことにがっかりして自信をなくすという人が多いことについて、唐副主任は「シェアの背後には、『自慢したい』という心理が多少はあるもの。誰でも、生活の中でポジティブなことやみんなに知ってもらいたい部分を選択してシェアしている。そのため、他の人の生活を見る時には、正しい視点も必要。また、SNSで何かをシェアしたり、『いいね!』を送ったりすると、ある程度孤独感を解消できる。しかし、できるだけ外に出て、友人や親戚と実際に会って交流するのが最善」との見方を示している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)