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アメリカの自動車誌「Motor Trend」のテストで、テスラのEV「モデルS P100D」が、日本でいう「0-100km/h加速」に相当する0-60mph加速テストで市販車としては史上最速となる2.28秒を記録したことが公開されました。テストではモデルSの動力性能を高くするイースターエッグ(隠しモード)の「Ludicrousモード」が用いられており、その加速を体験したテスターは「ばかみたいに加速した」と述べています。

2017 Tesla Model S P100D First Test: A New Record - 0-60 MPH in 2.28 Seconds! - Motor Trend

http://www.motortrend.com/cars/tesla/model-s/2017/2017-tesla-model-s-p100d-first-test-review/

Tesla P100D reaches insane 2.28 second 0-60 time in test

https://thenextweb.com/cars/2017/02/07/tesla-p100d-reached-insane-2-28-second-0-60-time-test/

Tesla Model S breaks acceleration record with Ludicrous Mode

https://www.engadget.com/2017/02/07/tesla-model-s-ludicrous-acceleration-record/

テストに使用されたのは、モデルSシリーズの最高峰に位置する「P100D」。



P100Dは100kWhの大容量バッテリーを搭載し、リアにハイパフォーマンスモデルにだけ搭載される高性能モーター、そしてフロントにもモーターを搭載するAWD(全輪駆動)モデル。



テスラ車のシンボルの1つ、センターコンソールの大型モニターには……



加速設定の項目に「LUDICROUS (ルーディクラス)」の文字。このモードはいわゆる隠しモードで、設定項目を見つけて自分で設定する必要があるとのこと。



モードをONにしようとすると、「限界を超える覚悟はありますか?これにより、モーターやギヤボックス、バッテリーを消耗します」と、穏やかならぬ警告が表示されるので、「Yes, bring it on! (ONにして!)」をタップ。やっぱりやめておく場合は「No, I want my mommy! (おかあさーん!)」をタップすればOK。



その状態でアクセルを踏み込むと、車体をグッと沈み込ませて猛然とダッシュ。ムービーを見るとわかりますが、もちろん高まるエンジン音もなく、文字どおり電車のような静かさで強烈な加速を見せるEV特有の様子は、何度見ても違和感が消えません。



そのまま、モデルS P100Dは0-60mph加速(0-96.56km/h加速)で2秒275507139というタイムを記録。これは、公道走行可能な市販車としては初めて2.3秒の壁を破ったことになるとのこと。



加速中にかかる加速Gをグラフにすると、モデルS P100D(下記グラフ青色)はポルシェ・911 Turbo S(緑)、フェラーリ・ラ フェラーリ(赤)よりも強い1.4G超を記録していたことがわかります。テストに用いられたモデルS P100Dは、ドライバーと計測機器を含む車重が5062ポンド(約2296kg)というかなりのヘビー級だったことを考えると、この性能は驚異的といえるもの。ただし、他の2車に比べると車速が乗ってきた時に加速力が減少する傾向が強いこともわかります。



ちなみに、モデルS P100Dのアメリカでの価格は13万5700ドル(約1520万円)からで、テストに用いられた車両は14万8000ドル(約1658万円)というプライスがついています。日本でのモデルS P100Dの価格は1704万1000円からとなっています。

Model S | テスラジャパン