放っておくととんでもない額に!カードローンのリボ払いに注意

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リボルビング払いというのは毎月の支払額を定額にして、返済金額を安定させる支払方法です。しかし、カードローンやショッピングのリボルビング払い(リボ払い)で設定されている定額というのは非常に低い金額になっており、そのまま返していくと非常に高額な利息を支払わされる可能性があるので、毎月きちんと自分でも返済していくことが大事です。毎月一定の額を銀行引き落としなどで支払うことを約定返済といい、自分でATMや振り込みなどでカードローン会社に返すことを臨時返済などと言います。利息総額を減らすためにはこの臨時返済が重要なのです。

■ カードローン会社の設定通りに返していくと高額な利息を支払う

例えば、サラ金で借りたお金をサラ金の指定する金額ずつ毎月引き落としてもらうと、総額でいくらの利息を支払う必要があるのかを計算してみました。

◎ 年利18%で10万円借りた場合

10万円借りた場合、某サラ金では毎月の支払金額は4,000円となります。毎月4,000円ずつ返済すると、総額126,260円なので、利息だけで26,260円も支払うことになります。

◎ 年利18%で50万円借りた場合

50万円借りた場合、某サラ金では毎月の支払金額は13,000円となります。毎月13,000円ずつ返済すると、総額751,057円なので、利息だけで251,057円も支払うことになります。

◎ 年利15%で100万円借りた場合

100万円借りた場合、某サラ金では毎月の支払金額は26,000円となります。毎月26,000円ずつ返済すると、総額1,371,743円なので、利息だけで371,743円も支払うことになります。

※ 法律により100万円以上の貸付の上限金利は15%と決まっているので、100万円以上は若干利息が安く見えます。

◎ 年利15%で200万円借りた場合

200万円借りた場合、某サラ金では毎月の支払金額は36,000円となります。毎月36,000円ずつ返済すると、総額3,435,863円なので、利息だけでなんと1,435,863円も支払うことになります。

※ 200万円借りることはおまとめローンなどを利用するときになくはない金額です。おまとめローン等を利用したとしても、リボ払いでそのままにしておくと、いつの間にかとんでもない金額の利息を支払うことになるのです。

■ 残高スライドがつくとさらに高額な支払総額になる

借りたカードローンの規約に「支払方式:残高スライドリボルビング払い」と書いてあればさらに大変な利息を支払うかもしれません。「残高スライド」というのは、借入の残高によって、毎月の約定返済額が変更されるということなのです。つまり毎月30,000円ずつ支払っていたのが、残高が減るのに合わせて支払金額が毎月20,000円にいつのまにか勝手に変わっているというような感じです。これではさらに残高は減りづらくなります。シミュレーションサイトでシミュレーションした残高スライド方式ではない場合と、残高スライドの場合を比べてみましょう。

◎ 残高スライド方式ではない方式で200万円を返していく場合(年率14.5%)

総支払額 4,090,161円 返済期間11年5ヵ月

◎ 残高スライド方式で200万円を返していく場合(年率14.5%)

総支払額 6,477,968円 返済期間35年11ヶ月

◎ なんと差は2,387,807円!!

もちろんどちらも200万円を借りた割に高額な支払総額ですが、それ以上に残高スライドすることによって、利息はさらにふくれあがるということがおわかりいただけたと思います。はじめはどちらの支払方法も30,000円ずつ支払っていくのですが、残高スライドの場合はどんどん毎月の支払金額が自動で変わっていき、最終的には3,000円ほどしか支払いません。これが利息を膨らませることになるのです。残高スライドは締め日が決まっており、その締め日は金融機関によって異なります。前月の引き落とし後の残高、新たに借り入れたことの残高、毎月末日の残高などがあるので、金融機関に確認しましょう。

■ 毎月続けられる最高額を返済に充てる

借金がふくれあがった状態で、返済しようと思うと非常に強い意志で努力する必要があります。例えば、100万円、200万円となると、返済も何年もかかってしまうでしょう。この何年間も返済に充てる期間、出来るだけ毎月多くのお金を返済に充てる必要があるのです。かといって、生活を圧迫するレベルの金額を返すのは得策ではありません。あくまで贅沢をせずに、誘惑に負けずにできる限り多くの額を返済しましょう。全額返済すれば、後の給料は全部自分のものになります。そこまで頑張る意思を持ちましょう!

■ シミュレーションをすることが重要

毎月返済する額の内の何パーセントが利息で、元金にあてられているのが何パーセントでいくらなのかを把握する必要があります。知らずに支払っていると、支払った金額の半分以上が利息に充てられていて、まったく残高が減っていなかったということもあり得ます。例えば、100万円を15%の利息で借りた場合、1,000,000×15%÷365(うるう年なら366)=約410円が1日あたりの利息なので、1ヶ月あたり410円×30で12,300円が利息となります。この利息を支払う必要があるのに、毎月15,000円しか払わないとすると、たった2,700円しか元金に充てられません。これではいつまでも借金は返せないでしょう。

◎ 出来れば利息分を30%以下に抑えるように支払う

利息以外の元金に当たる分を多くするために、出来れば毎月の支払金額の70%が元金に当たるようにしましょう。例えば100万円15%だとすると、利息12,300円なので、12,300円÷30%=41,000円。毎月41,000円を支払えれば利息総額191,856円となるので、現実的です。同様に10万円18%なら利息1,479円なので、4,931円以上支払います。5,000円か10,000円ずつぐらい支払うのが良いでしょう。ここで最低支払金額の2,000円ずつ支払うと利息が膨れます。もう1つ例を挙げて200万円15%なら82,191円以上が望ましいので毎月83,000円支払えば、利息総額394,653円。三年未満で返すことが出来ます。もし大変なようであれば、少し減らしても良いでしょう。

■ 大事なのは「返せないなら借りない」こと

自分の能力以上に欲しいものを欲しがると借金をすることになります。その欲しいものが本当に欲しいものなのか、一度自問自答するのがよいでしょう。借金を返せなくなって債務整理をすると、10年も住宅ローンや車のローンを組めませんし、クレジットカードも使えません。今の世の中ではかなり不便な生活が待っています。借金を苦に自殺する人も少なくありません。200万円借りたら毎月83,000円払うと書きましたが、「そんなに返せるなら借りない」という反論が聞こえてきそうですね。その通りで、返せないなら借りないことが大事です。

はじめは少額でも必ずどんどん借入額は大きくなっていきます。借金地獄に落ちないように、まずは自制する心を持ちましょう。

(image by amanaimages)
(著:nanapiユーザー・タンスのかど子)